終戦から72年を迎えた8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下や安倍晋三首相、遺族約5700人が参列し、310万人の戦没者の冥福を祈った。
式典では、正午に合わせて1分間の黙祷がささげられた。その後天皇陛下はお言葉で、2015年の戦後70年から加えた「深い反省」という表現を使い、戦没者を追悼した。
お言葉の全文は以下の通り。
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本日、戦没者を追悼し、平和を祈念する日にあたり、全国戦没者追悼式に臨み、先の大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人びととその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来、既に72年。国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げらましたが、苦難に満ちた往時を偲ぶ時、感慨は今なお、尽きることはありません。
ここに過去を省み、深い反省とともに、今後戦争の惨禍が繰り返されないことを切に願い、全国民とともに、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対して、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の発展を祈ります。
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