テスラの競合になるか?中国製の電気自動車「LeSEE」とは

チャ・ユエティンCEOがスマートフォンアプリを使った音声操作による自動運転と自動駐車の機能をデモンストレーションした。
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LeEco(LeTVから社名変更)といえば、テレビやスマートフォンが売れている中国の企業だが、それだけではないことを世界中に知ってもらおうとしている。今年1月にアストンマーティンとの提携を発表したばかりの同社は4月20日、今度は同社初となる自動運転の電気自動車(EV)「LeSEE」を公開した。

発表イベントの会場で、LeSEEはせり出したステージの先端に設置されたコンテナから登場し、スペースは限られていたため速度は抑えられていたものの、チャ・ユエティンCEOがスマートフォンアプリを使った音声操作による自動運転と自動駐車の機能をデモンストレーションした(その様子は下の動画でご覧いただける)。スペックについては明らかにされておらず、現在はまだコンセプトカーの段階だが、手応えのあるスタートを切ったと言えるだろう。

中国の配車サービス会社Yidao Yongcheに投資しているLeEcoは、将来的にLeSEEを自動運転タクシーとして起用することを想定しており、乗車状況によってフロントライトの色が変わるそうだ。公式ビデオを見ると、一般的なフロントのドアに対し、後部ドアはスーサイドドアを採用していることが分かる。後部座席は乗員の身体に合わせて変形するらしいが...その辺りはコンセプトカーならではということだろう。フロントシートの裏側にはタッチスクリーンが備えられており、LeEcoが配信する豊富な動画コンテンツを存分に楽しめる。チャ氏によると、今後は顏認証システムや自立学習システムも搭載する予定だとか。しかし、それが実際に機能するのを見るには、もうしばらく待たなければならないだろう。

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このLeEco初の電気自動車、LeSEEは4月25日に開幕する北京モーターショーで正式デビューとなる。その時にシェアされるどんな新情報も見逃さないように、目を光らせておくとしよう。

※注:この記事はAutoblogの姉妹サイト『Engadget』に掲載されたRichard Lai記者による記事を転載したもの。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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