ハフィントンポスト日本版はおかげさまで2周年を迎えることができました。日ごろのご愛顧のほど、誠にありがとうございました。2013年5月にゼロからスタートした日本版は順調に成長し、今では月間1300万人以上の方にご愛読いただいております。ネット上で膨大なニュースがタダで簡単に入る時代、ネットメディアを立ち上げ、継続していくのは決して簡単なことではないと思っています。皆様のご厚情とご支援に改めて感謝申し上げます。
ハフポストではどんな記事が読まれているのでしょうか。2015年に入ってからの記事を振り返りますと、過激派組織「イスラム国」関連の記事がよく読まれました。人質となった湯川遥菜さんと後藤健二さんの安否については読者の関心が強く、日本版編集部も昼夜を問わず、ほぼ24時間態勢でニュース報道に力を入れました。
人々が暮らしやすい、より良い社会の実現を目指し、日本版が創設以来、注力しているライフスタイルや地方創生の記事もよく読まれました。ダイバーシティ(多様性)を大切にする姿勢を明確にし、かねてより積極的にLGBTらマイノリティを取材してきました。
アメリカの本家のハフポストは2005年5月に誕生し、10周年を迎えました。国際社会の相互依存が深まるなか、創業者のアリアナ・ハフィントンは世界各国でサイトを立ち上げて対話の場を設けることを夢にしており、既に13カ国・地域で現地版を創刊しました。2015年中にはアラビア語版とオーストラリア版、メキシコ版、中国版の創刊も予定しています。このため、2015年後半の日本版の編集方針としても、この拡大する姉妹サイトのネットワークを生かし、他社にない持ち味の国際報道を重視していきます。また、海外から日本に情報を伝えるだけでなく、日本のいまを海外に発信することも強化したいと思います。
5月16日に2周年イベントを開催し、グローバルに活躍する人の働きかたやアジアの女性のライフスタイルにスポットを当てるように、今後も「女性の働き方」や「ワークライフバランス」、「子育て」といったテーマに注力。より良い未来をつくるために何ができるのかを読者とともに一緒に考えていきたいと思います。
様々なバックグランドを持ったひとり一人が暮らしやすい社会を実現するため、ハフポストは今後も徹底した「市民目線」でメディアとしての使命を果たしていきたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。
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