マクセルは、非接触でボタンを操作できる空中ディスプレイ「Advanced Foloating Image Display」を開発しました。2021年の市場投入を目指します。
「Advanced Foloating Image Display」は、光の反射を利用し、何もない空中に映像を表示する空中ディスプレイです。マクセル独自技術「LLIS」を採用しています。
この「LLIS」はLCDに対応した映像光制御技術で、映像光を任意の方向に導くことが可能。これに、日本カーバイド工業の再帰光学部材を利用することで、高輝度かつ高コントラストな表示を実現したといいます。
また、空中表示面をタブレット端末並みの精度で操作可能。空中スイッチやジェスチャーなどの空中操作を実現しています。
マクセルは同ディスプレイについて、今年後半からの市場調査を経て、2021年に「Advanced Floating Image Display」として市場投入する方針です。さらに、現在開発中の 3D 映像表示技術とあわせ、デジタルサイネージや車内映像表示システムとして新市場の創成を目指します。
非接触で操作できる同ディスプレイは、ウイルス感染に強い社会づくりにも威力を発揮しそうです。
Source:マクセル
2020年7月27日Engadget 日本版「非接触でボタン操作できる空中タッチパネル、マクセルが開発」より転載
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