テイラー・スウィフトのミュージックビデオに環境保護団体が激怒。そのわけは...

問題になった曲は1989に収録されている「アウト・オブ・ザ・ウッズ」らしい。
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Getty Images

歌手のテイラー・スウィフトが、ニュージーランドの環境団体を怒らせている

11月28日のシドニーを皮切りに、オセアニア地域で5枚目のアルバム「1989」のツアーをスタートしたテイラー。それに先立ち、週の初めにニュージーランドのベセルズ・ビーチを訪れミュージックビデオを撮影した。曲は1989に収録されている「アウト・オブ・ザ・ウッズ」だと伝えられている。

ビーチには絶滅危惧種のニュージーランドチドリが生息しているため、乗り入れ可能な車両数が制限されている。撮影クルーは車両2台分の許可を得ていたが、オークランド市ワイタケレ山脈地方委員会サンドラ・コニー会長によれば、ワゴン車と四輪駆動車十数台を持ち込んだという。

公共ラジオ「ラジオ・ニュージーランド」の取材に答えたコニー会長は、これほど多くの車両をビーチに持ち込むなんて走らせたことに本当にがっかりしたと話し、こう述べている。「チドリは、ニュージーランドにもう1,700羽しか生息していません。保護は緊急の課題であり、そのためにビーチに乗り入れる車両を最低限に抑えようとしています。今回の撮影隊の行為は、環境や許可証に対する配慮を欠いた行為です」

撮影を担当した製作会社チェロキー・フィルムは今回の件を謝罪し、「今回の件に関して、テイラー・スウィフトとマネジメントチームにはまったく責任はなく、許可や条例に反する行為はしていません」「撮影クルーはチドリの生息地に近づいておらず、一羽のチドリも傷つけておりません」という声明を出している

また、チドリの保護活動に不安を与えてしまったことへのお詫びとして、チドリの繁殖プログラムに寄付をするとも約束した。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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