東京医科大が一般入試で女子受験生の得点を一律に減点していたことを読売新聞などが報じた。点数操作によって女子学生の合格者数を抑えた理由として、幹部は系列大学病院の女性医師が離職することが多いため、「必要悪」だと説明していたという。
同大の対応に批判の声が上がっていることについて、田母神俊雄氏は8月3日、Twitterで「批判一辺倒であるが、そういう考え方もあるのは当然だ」と擁護した。
また、男女差別にあたるとして男女雇用機会均等法で禁止されている性別を限定した社員の募集に関しても「現実には多い」ことを理由に、解禁すべきだとツイートしている。
東京医大で女子の受験者に対して減点するとかの不正があった。女子は結婚、出産により離職するケースがあるので系列病院の医師不足を回避することが狙いだという。これに対し批判一辺倒であるが、そういう考え方もあるのは当然だ。試験の点数通りにすることだけが国民を幸福にすることはないからだ
— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) 2018年8月2日
このツイートに対して、「黙って不正したら詐欺じゃないですか?」「未来ある女性の夢を潰していますけどね。間違いなく一部の国民が不幸になっていますけどね」との返信が相次いでいる。
ハフポストの以前の取材に対し、40代の勤務医で国立大医学部を卒業した男性は、「育児や家事で病院から離れるというのは、女性に育児や家事を押し付けているからにほかならない。女性医師に出勤してもらいたいなら、その配偶者に頑張ってもらえばいい。そのあたりは医師だけが特別ではないと思う」と話している。