ニュース番組では本田のこのデビューを伝える話題も多かったが、これに違和感を示した人物がいる。東京都知事選への立候補を表明している元航空幕僚長・田母神俊雄氏だ。
13日未明、ついにACミランでのデビューを飾った本田圭佑。後半途中に出場し、ロスタイム含めて約30分出場。ゴールこそならなかったが、ポストを直撃するあわやのシュートを放つなど、確かな存在感は見せた。
その日のニュース番組では本田のこのデビューを伝える話題も多かったが、これに違和感を示した人物がいる。東京都知事選への立候補を表明している元航空幕僚長・田母神俊雄氏だ。
■ 冒頭12分間はやりすぎなのか
当日、自身のTwitterで「今朝のNHKのトップニュースはサッカー本田選手のイタリアのミランでの活躍の様子でした。始めから12分間がそのニュースです。サッカーも人気が有るのかもしれないが、トップニュースで12分間もやることなのか。これでは国民が馬鹿になります」と発言。
サッカーを敵対するようなこの発言には、ネット上でのサッカーファンの多くが反応。
「こういう発言見ると政治センスが無いなあと思う。候補者なんだから敵を作るより味方を増やす方策をしないとね。サッカーファンにすれば本田が見たいのは当たり前だから」
「オリンピック仕切る人の発言じゃないだろ」
と異を唱えた。一方で、
「サッカー好きだけど冒頭12分はやりすぎ。冒頭では少し触れるくらいでスポーツコーナーでやるべき」
という声もあった。そのため、サッカーに限らず、スポーツに関してこれが田母神氏自身のスタンスなのかと思いきや、以前、野球の話題では「長嶋、松井両選手の国民栄誉賞を称えるテレビ報道が繰り返し行われています。
お二人とも国民に夢を与えた立派な選手でした。多くの子供たちが野球の選手を目指すでしょう。学校で我が国の近代史に影響を与えた偉人の話をもっと教えるべきです。
そうすれば国家国民のために頑張ろうと思う子供が増えます」と発言していることが明らかになっている。
東京都知事選の立候補者である田母神俊雄氏。もしかしたら、都民のサッカーファンからはこの発言で少し敵対心を燃やされるかもしれない。
(2014年1月16日フットボールチャンネル「「子供は野球選手を目指すべき」。都知事選立候補の田母神氏はサッカーよりも野球が好き」より転載)