木村拓哉のLINE CMが公開 カバーされた忌野清志郎の曲『君が僕を知ってる』には、こんなドラマがあった

新しい地図を立ち上げた稲垣、草彅、香取の3人も、RCサクセションの曲をカバーしている。
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タレントの木村拓哉が出演するコミュニケーションアプリ「LINE」の年末年始限定CMが12月31日、YouTubeで公開された。

CMのテーマは「ともだち」。私物のギターを手に、2009年に亡くなった忌野清志郎が作詞・作曲したRCサクセションの楽曲『君が僕を知ってる』を弾き語りでしっとりと歌い上げている。

「何から何まで君がわかっていてくれる 僕の事すべてわかっていてくれる 離れ離れになんかなれないさ」という歌詞が印象的な同楽曲は、木村自身がCMのテーマにあわせて選曲したという。

木村はこの曲を選んだ理由について、「もう何年も前に糸井重里さんに紹介していただいた曲。当時浮き足立っていて、ふらつきそうになっていた自分を、あの曲が止めてくれた。そういう思い出があったので、これはどうかなと選ばせていただいた」と明かしている

『君が僕を知ってる』は、1980年代を中心に活躍した日本のロックバンド、RCサクセションが初期に発表した曲。1980年にリリースされたシングル『雨あがりの夜空に』のB面に収録された。

この2曲は、ボーカルの清志郎と、「CHABO(チャボ)」の愛称で知られるRCサクセションのギタリスト、仲井戸麗市の友情を象徴する楽曲としても知られている。

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忌野清志郎(左)、仲井戸麗市(右)
時事通信社

仲井戸は『雨あがりの夜空に』について、「この曲は、2人の関係で形として残った、絆と友情の大きな証しのようなもの」と語っている。そして、1991年にRCサクセションが無期限で活動休止した後も、清志郎と仲井戸はライブで共演するたびに『君が僕を知ってる』を披露していた。

仲井戸は、RCサクセションの曲を歌い継ぐように、清志郎亡き後もライブなどでこれらの曲を歌い続けている。

かつてテレビ番組で清志郎と共演した経験もある木村は、「清志郎さんともお付き合いさせていただいて、お亡くなりになった後でも、曲という形で僕の中にいてくれる友達だと思っている」と思いを吐露している。

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SMAP解散後、初となるCMで、自身にとって重要な意味を持つ楽曲をカバーした木村。

同じく元SMAPメンバーで、9月にジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人も、11月初旬に放送されたインターネットテレビ番組「72時間ホンネテレビ」内で、RCサクセションの曲をカバーしている。

3人が歌ったのは、『君が僕を知ってる』のA面に収録された、『雨あがりの夜空に』だった。

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