タッキー&翼が解散。滝沢秀明は芸能界を引退、今井翼はジャニーズ退所で治療専念へ

ジャニー喜多川氏がコメント「大人として決断したことを尊重したいと思います」
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コンサートのイメージ写真
Getty Images/iStockphoto
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タッキー&翼、解散を発表 滝沢は年内で芸能活動引退、裏方専念へ 今井はジャニーズ退所

俳優の滝沢秀明(36)と今井翼(36)によるユニット・タッキー&翼が9月10日をもって解散したことが13日、わかった。同ユニットはデビュー15周年を迎えた昨年9月をもって活動休止に入っていた。所属するジャニーズ事務所によると、滝沢は年内いっぱいで芸能活動を引退し、同事務所でタレント育成やプロデュース業など裏方の仕事に専念する。病気療養で3月末から活動を休止している今井は事務所を退所し、治療を続けていく。

2人は直筆の署名とともに連名でコメントを発表。「本日は私たち、滝沢秀明と今井翼から、今までタッキー&翼を支えてくださった多くの皆さまへ大切なご報告をさせていただきたいと思います」と切り出すと、ユニットの活動休止から1年が経過したことにふれ、「これまでタッキー&翼、そして滝沢秀明、今井翼を支えて下さった皆さまのご期待に応える活動を今後も継続していくことができるのか、自分たちはこれからの人生をどう歩んでいくべきなのか自問自答し、事務所とも話し合いを重ね、最終的には2人で話し合い、このたび、CDデビューから16年を迎えた9月10日をもってタッキー&翼は解散という道を選ぶことにいたしました」と、2人の決断を伝えた。

滝沢は今後について、「タッキー&翼の解散をもって年内いっぱいで芸能活動から引退し、ずっと自分を育ててくれたジャニー社長のタレントを育成、プロデュースしていくという意思を継ぎ、ジャニーズJr.の育成や舞台、コンサート等のエンターテイメントをプロデュースする仕事に専念することを決意いたしました」と報告。また、「これは、私自身がいつの日からか意識しずっと頭の中に描いていたことであります」と以前から考えていた"裏方"の道を歩むことを宣言。

一方の今井は今年3月、メニエール病再発のため活動を休止し、治療に専念すると発表している。コメントでは、現在も病気療養中の身であることを明かし、「まずは自分の身体としっかり向き合うため、ジャニーズ事務所を退所し、仕事という背負いも無くした状態で病気を克服し、心身ともに健康な状態になることに専念したいと思います」と決意。その後については「全くの白紙」としつつも、「自分の心身が健康な状態になってから考えたいと思いますので、その時が参りましたら改めて皆さまにご報告できるように頑張っていきたいと思います」と前向きにつづった。

また、事務所社長のジャニー喜多川氏もコメントを寄せ、「約1年の活動休止期間中に彼らが考え抜き、大人として決断したことを尊重したいと思います」と理解を示した。

滝沢については「芸能界を引退してジュニアの育成や私の舞台演出を手伝ってくれると聞き、本人にはプレイングマネージャーの選択肢があることも伝えましたが、裏方に専念したいという強い希望を受けて、このようなご報告となりました」と経緯を説明。

今井についても「この数年間、体調不良で仕事が思うように出来ない中、本人がつらい思いをしていたのを間近で見ておりました。責任感の強い彼にとって、仕事をしながら病気を治すことは難しく、何も背負うものがない状態で自分と向き合いたいと聞き、本人の希望を受け入れました」とし、「心身共に健康となった彼がまた活躍してくれる日が一日も早く来ることを心から願っています」と思いをつづっている。

タッキー&翼は2002年8月にユニットデビューを発表し、同年9月にアルバム『Hatachi』でCDデビュー。以降、「Venus」「Ho!サマー」などヒット曲を多数発表。07年には日本テレビ系『24時間テレビ30 愛は地球を救う』のメインパーソナリティーを担当した。同年、初のベストアルバム『タキツバベスト』をリリースし、オリコン1位を獲得している。

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