武藤貴也議員のSEALDs批判を麻生太郎氏が説教 「審議の前に言って」

武藤貴也・衆院議員がSEALDsを批判した問題で、麻生太郎財務相は自ら説教したことを明らかにした。その内容は?
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自民党の武藤貴也・衆院議員(36)が安保法案に反対する学生グループSEALDsを「利己的個人主義」などとツイートした問題で、麻生太郎財務相は、武藤氏を呼んで注意したことを明らかにした。8月10日の参院予算委員会で、蓮舫氏の質問に答えた。

麻生氏は、「8月5日だか7日だかに本人を呼んで話をしている。『与党議員としていかがなものか』と、時間を少々かけてきちんと分かるようにさせたと思っている」と回答。麻生氏が直接、武藤氏を説教したことを明かした。

蓮舫氏は、8月6日の麻生派の会合で麻生氏が「自分の気持がいいたいなら法案が通ってからにしてくれ。法案が通ってからにしてもらっても十分間に合うから。法案が通るか通らないかが一番だ。その点を腹に収めて、対応してもらうことをお願いする」と述べたことも問題視。麻生氏に「法案が通るまで本音は言うなということか」と詰め寄った。

これに対して麻生氏は、武藤氏が法案の審議が始まる前までに、自身の考えを十分述べていると指摘。「(法案は)自民党で決まっているんですから。政府として決めた話ですから、決めた話を法案として提出した以上は、言いたいことがあるんだったら、その前に言っておかなければ。この法案を通すというのが、私共に与えられた、今、国家の優先順位の一番ですから当然でしょ?という話をしています」と述べた。

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【訂正】2015/8/11 17:43

当初の記事で見出しを「SEALs」としていましたが正しくは「SEALDs」でした。

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