巨人・柿沢貴裕が契約解除 借金苦で阿部ら主力選手のバットなど約110点盗む⇒中古店に売却

約100万円分の同僚選手の野球用具を盗み出したという。
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打撃練習に励む巨人の柿沢貴裕=2017年2月6日、宮崎市
時事通信社

プロ球団「読売ジャイアンツ」(巨人)は7月7日、柿沢貴裕(かきざわ たかひろ・23)外野手が同僚選手のバットなど野球用具を盗み、中古ブランド店に売却する不正を行ったとして、契約解除を発表した

サンスポによると、柿沢は2018年5月から6月にかけて、ジャイアンツ球場のロッカーから約100万円分の同僚選手の野球用具を盗み出したという。盗まれたのは、阿部慎之助や長野久義、坂本勇人らのバット約40点、菅野智之、岡本和真らのグラブ約20点、亀井義行らのユニホーム約30点、陽岱鋼のスパイクなど計110点。

他の選手がインターネットのオークションサイトに野球用具が出品されていたことに気づき、防犯カメラなどの調査をしたところ、柿沢がロッカーで用具を盗んでいたことを確認したという。柿沢は借金苦により生活費に困窮しており、盗んだ用具は中古ブランド品の買い取り店に売却したという。

球団は、「ファンの皆様を失望させることとなり、深くお詫び申し上げます。今後、このようなことがないよう再発防止に取り組んでまいります」とコメントしている。

柿沢は1994年7月30日、鹿児島県生まれ。神村学園(鹿児島)では、高校2年の夏から3季連続で甲子園に出場した。2012年にドラフト6位で楽天に入団。2016年12月、当時巨人・現楽天の小山雄輝投手との交換トレードが成立し、巨人に移籍していた。