集英社の雑誌などで活躍していた漫画家の高畠エナガさんが、8月21日に亡くなっていたことが分かった。死因は脳梗塞。29歳だった。10月12日、日本漫画家協会が発表した。
葬儀は8月24日に、七十七日法要は10月7日に、近親者のみで行われたという。
死の3週間前、高畠さんは公式Twitterで人間ドックに行ったことを報告。このときは「大体問題なしで良かった」と書いていた。
■独特の世界観の作品で知られる若手漫画家だった
成安造形大学の公式サイトによると、高畠さんは同大学の在学中、卒業制作として描いた「ZELBESTY」が集英社の編集者の目にとまり、『ジャンプスクエア』2011年11月号の特別付録漫画「Reversi」で漫画家デビューした。
その後、2012年に単行本「高畠エナガ短編集 1 Latin」と「100-HANDRED-高畠エナガ短編集 2」を発表。14年から15年にかけてミラクルジャンプに連載した「GODSPEED」は単行本2巻で完結した。
粗いタッチで描かれたサイバーパンク風の独特の世界観からファンも多かった。早すぎる死を惜しむ声がネット上で広がっている。