【大河ドラマ2015】「花燃ゆ」初回視聴率は16.7% 過去15年で最も低い数字

NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合)の放送が4日にスタートし、初回視聴率が【関東】16.7%、【関西】16.9%だったことが5日わかった。
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時事通信社

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大河ドラマ『花燃ゆ』初回視聴率16.7%

NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合)の放送が4日にスタートし、初回視聴率が【関東】16.7%、【関西】16.9%だったことが5日わかった。今作は幕末維新期の長州(山口)が舞台。女優・井上真央が演じる主人公、吉田松陰の妹・文(ふみ)が無名すぎる点が心配されていたが、最近15年間に放送された大河ドラマでは最も低い視聴率でのスタートとなった。視聴率はすべてビデオリサーチ調べ。

制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「おかげさまで順調なスタートを切ることができました」とコメントを発表。「次回から井上真央さんが本格的に登場します。兄松蔭に振り回されながらも支えていく家族、そして志を持った塾生たちに囲まれて成長していく文のドラマは、歴史を知らない人でも楽しめるドラマになっています」とアピールしている。

大河54作品の初回としては、1989年の『春日局』の【関東】14.3%、77年『花神』の【関東】16.5%に次ぐワースト3。ただ、『春日局』は全50回の平均視聴率で歴代3位となる32.4%の記録を残しており、今後、作品としてどのような“ドラマ”を残していくか注目される。なお、ワースト2位スタートの『花神』も幕末、山口・周防の村医者から倒幕司令官となり、維新後は新日本近代軍制の創始者となった大村益次郎を主人公にした作品だった。

昨年(2014年)、戦国時代の三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)と関わった黒田官兵衛の生涯を描いた『軍師官兵衛』の初回は【関東】18.9%、【関西】23.0%。最終回は【関東】17.6%、【関西】19.4%で、全50回の平均は【関東】15.8%、【関西】18.2%だった。

今回と同じ幕末維新期を会津に生まれた新島八重を主人公に描いた一昨年(13年)の『八重の桜』は初回【関東】21.4%、【関西】19.2%。12年、平安時代が舞台の『平清盛』の初回は【関東】17.3%、【関西】18.8%。

『花燃ゆ』は【総合】毎週日曜 後8:00、【BSプレミアム】(毎週日曜 後6:00)、【総合・再放送】毎週土曜 後1:05。

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