レンタル大手TSUTAYAやTカード事業を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営する多賀城市立図書館(宮城県)の照井咲子館長が、2016年10月末で辞職することがわかった。CCCでは「健康上の理由」と説明、後任の館長は未定としている。
多賀城市立図書館は2016年3月、佐賀県武雄市、神奈川県海老名市に続いて全国で3館目の「TSUTAYA図書館」としてオープン。スターバックスコーヒーや蔦屋書店などの商業施設を併設、貸出カードとしても利用できるTカードも導入されている。
照井館長は多賀城市の小学校校長や図書館協議会会長を歴任後、TSUTAYA図書館が開館する際、館長に就任していた。
図書館を管轄する市教育委員会にハフィントンポスト日本版が取材したところ、当初は「公表している情報ではない。辞職は決定ではない」と否定。しかし、辞意を表明していることは認め、「健康上の理由と聞いているが、現在慰留している。11月以降も継続の可能性はある」と話した。
一方、CCCは10月末で館長辞職することを認めた。「健康上の理由で、急に決まった」として、新館長については未定としている。