人気俳優のシルベスター・スタローン氏が12月18日、ドナルド・トランプ次期大統領から受けた役職のオファーを受ける意思がないことを明らかにした。
イギリスのタブロイド「デイリーメール」は15日、スタローン氏がトランプ次期大統領から「全米芸術基金(ENA)」の会長職の打診を受けていると報じた。ENAは1965年にアメリカ政府によって設立された独立機関で、アメリカ国内のさまざまな芸術活動に助成金を出している。
この報道を受けてスタローン氏は18日に声明を発表し、役職のオファーを辞退したとコメントした。
アメリカメディアの「ピープル」によると、スタローン氏は「NEAの役職の候補に挙げられたことは大変光栄なことだ」と前置きした上で、「しかし私は、退役軍人たちが有益な雇用先や快適な住居を見つけられるよう、また、経済的な支援が受けられるように国家的な目が彼らに向くように努める方が、もっと役に立てると思っている」と語った。
もし自身にふさわしい役職に就くことができるのであれば、政権入りの可能性はゼロではないとほのめかしているようにも見えるが、スタローン氏はバラエティ誌のインタビューに応じた際、共和党の支持者ではないと明言している。また、トランプ氏のリーダーとしての資質にも懸念を示した。
「私はドナルド・トランプが大好きだ。まるでディケンズの小説に出てきそうなキャラクターだ。わかるかい?世の中には、アーノルド・シュワルツェネッガーや、ベーブ・ルースのような傑出した人物がいる。しかし、それが世界を動かしていくことにどう影響するかはわからない」とコメントしている。
ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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