「血に塗られた軍刀の記憶を呼び覚ます」 陸自エンブレムの撤回求めて署名2万人

陸上自衛隊が採用した公式エンブレムのデザインに対して、ネット上で撤回を求める署名活動が実施されている。
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陸上自衛隊が採用した公式エンブレム「桜刀(さくらかたな)」のデザインに対して、ネット上で撤回を求める署名活動が実施されている。6月28日現在、すでに2万人の署名が集まっている。

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陸上自衛隊が採用した公式エンブレム

このエンブレムは、陸上自衛隊の公式サイトでは5月から使い始めた。日の丸を中央に配し、これを日本刀で守るデザインだ。陸自では、古来より武人の象徴とされてきた日本刀を中央に配置して、その「刃」に強靭さ、「鞘」に平和を愛する心を表現したと説明している。

これに対して署名サイト「change.org」で「陸上自衛隊に新エンブレムの撤回を求めます!」というキャンペーンが、篠原陽子さんの呼びかけで6月中旬から始まった。2万5000人の賛同者を募り、以下のように防衛大臣あてにエンブレム撤回を求めている。

鞘を抜き払った日本刀が描かれたエンブレムは陸自が人殺しの道具をあがめている集団と表明していることも同然です。「問答無用」での武力行使をしてきた旧日本軍の血に塗られた軍刀の記憶を呼び覚ますこのエンブレムは、国内のみならず海外でも大きな反発を引き起こすことは必至です。

「平和への活動」と言いつつ、刀を崇拝しているデザインは、国民としても、大変恥ずかしく、海外に出すわけにはいきません。陸自に新エンブレム撤回の英断を求めます。

■ネット上の反応は?

陸上自衛隊の新エンブレムに対してネット上では「カッコいい」「私は好き」と好意的な反応もある一方で、抜き身の刀身を晒していることについて「安易に人前でさらすものではない」としたり、「外交上何のメリットもない」と批判する声も出ている。

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