ロックダウンの解除が段階的に始まったスペインで、ロバと人間の涙の再会が起きた。
スペインでは5月18日、3月半ばから続いていたロックダウンの段階的解除が始まった。
南部マラガに住むイスマエル・フェルナンデスさんは解除が始まってすぐに、大切な家族であるロバのバルドメロに会いに行った。
ロックダウンの影響で、2カ月以上も会えていなかったフェルナンデスさんとバルメドロ。
バルメドロが自分を忘れてしまったのではないかとフェルナンデスさんは心配していたが、その心配は必要なかったようだ。
丘の上から声をかける呼ぶと、バルドメロはすぐに反応して丘を駆け上がってきた。
フェルナンデスさんが涙に声をつまらせながらバルメドロの頭を撫でると、バルドメロも「会えなくてさみしかったよ」と訴えるように、鳴き声をあげ続けた。
18日に動画を投稿したFacebookに、「動画には自分の泣き声も入っていたが、恥ずかしくない。これは無条件の愛だから」とフェルナンデスさんは綴っている。
フェルナンデスさんはその後、バルドメロにちなんだ名前でInstagramも開設し、一緒に撮影した写真を投稿した。
地元紙によると、バルドメロは父のアントニオさんが2年前に退職したときにもらった贈り物だという。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。