[ストックホルム 3日 ロイター] - スウェーデンのロベーン首相は3日、政府提出の予算案が議会で否決されたことを受け、議会を解散して来年3月に総選挙を実施すると表明した。解散・総選挙は約50年ぶりとなる。
9月の総選挙を受けて成立した中道左派のロベーン政権は少数政権で、同選挙で躍進した極右のスウェーデン民主党が政府予算案に反対した。
ロベーン首相は「新たな政治情勢に直面する中、(解散・総選挙により)有権者に選択を委ねる」と述べた。
一方、スウェーデン民主党は、解散・総選挙を移民増加の賛否を問う国民投票と位置付ける方針だ。
市場はこうした政局を冷静に受け止めている。
この日のスウェーデンクローナは上昇。ストックホルム全株指数