サムスン(Samsung)はアンドロイドのなかのシェア率は41%のにも関わらず、アンドロイドスマートフォンハードウェアの2013年第1四半期の利益のうち、95%を得ているとブルームバーグが報じている。
STRATEGY ANALYTICSによると、
An efficient supply chain, sleek products and crisp marketing have been among the main drivers of Samsung’s impressive profitability.(編集部訳:効率的なサプライチェーン、スマートな商品郡、新鮮なマーケティングがサムスンの利益を牽引している)
(STRATEGY ANALYTICS 2013/5/15 15:15)
とのことだ。
9日に株式会社MM総研が発表した「2012年度通期国内携帯電話端末出荷概況」によると、日本の中では、サムスンの出荷台数は300万台と5位。しかし、その伸びは激しく、2011年度に比べて22.0%増と、他を寄せ付けない。
日本で第1位を目指すサムスン社長の発言を、朝日新聞では下記のように報じている。
日本市場で伸び悩んでいる原因はブランド力の不足にあると分析している。「日本へのギャラクシー投入からまだ2年半で、他社と差があるのは当然。一番高い水準の製品を投入し続け、消費者に『サムスンはいいな』と感じてもらうことでブランド力は必ず向上する」とした。
(朝日新聞デジタル「携帯シェア日本一目指す・性能高めブランド力向上 サムスン日本代表に聞く」より。 2013/05/17)
また、NTTドコモは15日、新しいスマートフォンは、人気の端末に絞って大きく値引きすと発表した。なかでも、サムスンの「GALAXY S 4 SC-04E」とソニーの「Xperia A SO-04E」と2端末を重点機種として手厚く割引をすることを表明している。
重点機種は、サムスンの「ギャラクシーS4 SC―04E」と、ソニーの「エクスペリア A(エース) SO―04E」。ドコモと継続して10年以上契約していれば1万円を、従来型の携帯からの買い替えなら、さらに1万円を割り引く。両方の適用で、価格はエクスペリアが実質5千円程度、ギャラクシーは1万円台半ばになる。
(朝日新聞デジタル 「ドコモ、2端末に重点 夏商戦向けスマホ、割引メリハリ」 2013/5/16)
こうしたサムスンの取り組みに、日本メーカーはどこまで戦えるのか。そして、日本の消費者はサムスンを選ぶのか。
この夏以降の動向が注目される。