もっとも気をつけたい!「夏のお弁当」の衛生対策

気温が上がる梅雨時期から夏の間は、お弁当の食中毒が特に気になる季節。安心しておいしく食べられる「お弁当の食中毒対策」をご紹介します。
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気温が上がる梅雨時期から夏の間は、お弁当の食中毒が特に気になる季節。安心しておいしく食べられる「お弁当の食中毒対策」をご紹介します。

夏のお弁当には、要注意!

お弁当は常温で置かれる時間が長いもの。特に、気温が上がる夏のお弁当は、菌にとって増殖する絶好の環境となってしまうため、心配ですよね。

そこで、安心できるお弁当作りの3つのポイントを学んで、明日からのお弁当に活かしましょう!

いますぐ取り入れたい!お弁当の衛生対策

◆ポイント1:素手で詰めない、触らない

お弁当の調理中に食材を素手で触って詰めてしまうと、手についている菌が食品にうつってしまいます。手洗いを十分にすることはもちろん、できるだけ素手で食品を扱わず、清潔なスプーンやお箸を使って詰めましょう。

※おにぎりには要注意!

特に注意したいのは、おにぎり。ご飯はしっかりと冷まし、手を洗った後、必ずラップを使って握りましょう。

ラップで握ったおにぎりとおかずを隣り合わせで入れるのも、うっかりやりがちですが、手からラップに菌がうつっている可能性があるのでNGです。

◆ポイント2:おかずの水気を少なくする

水分の多い環境を好む食中毒の菌にとって、水気の多いおかずが入ったお弁当は好環境。菌が増殖しやすくなるため、できるだけ避けましょう。

おすすめの調理法は「焼く・炒める・揚げる」。例えば、旬のナスを使うおかずなら、煮浸しよりも片栗粉をまぶして作る「照り焼き」や、甘辛い味の「味噌炒め」を。塩分は菌の働きを抑える効果があるので、味の濃いおかずを選ぶのもコツの一つです。

◆ポイント3:おかずは仕切りで分ける

最近は仕切りがないお弁当箱に、具材を重ねていれる「のっけ弁当」が流行していますよね。しかし、生野菜や果物などについた菌は、温かいおかずやご飯の熱によって温度が上がると、増殖する可能性が高まります。

温かいおかずと冷たいおかずは、仕切りで必ず分けて入れましょう。 また、おかずやご飯をしっかり冷ましてからいれることも鉄則です。

*おかずやご飯を、すぐに冷ましたい時の裏ワザ

「冷めるのを待っていられない!」「できるだけ早く冷ましたい!」という方には、こちらの裏ワザレシピがおすすめ。ぜひ取り入れてみてくだい。

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少しの手間で、より安全なお弁当に。これからの季節、十分に気をつけたいものですね。

取材協力

東京都健康安全研究センター

クックパッド編集部

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