西日本を中心とする豪雨災害により、広域で浸水や土砂被害などがでている。
一部では断水の解除も増えてきているが、厚生労働省によると、7月13日午前5時の時点では、四国地方や中国地方など10府県の20万7508戸で断水が続いている。
泥の清掃で水道代が心配。減免措置を活用して
水道が復旧すると、土砂災害では家などの清掃のために、大量の水を使うことになる。そのような事態に備えて、岡山市水道局では、水道料金を減免する措置を始めている。
岡山市では、一部で床上浸水の被害があったものの、現時点で水道が使えている。
市水道局によると、り災証明書とともに「水道料金減免申請書」を記入して水道局お客様センターや水道局の窓口などに提出すると、該当する期間の前年同期と比べ、増えてしまった分を免除してもらえる。前年に住んでいない場合などは、 災害発生日のある期から前期の使用水量を比べるという。
り災証明の発行に時間がかかるため、水道料金減免申請の提出期限は定めていない。納付済みの場合は、申請すればさかのぼって返却される。
市水道局の担当者は「ほかの自治体でも、水道の復旧ができればこうした減免措置を取られると思う。減免期間については、り災証明の日付や状況を聞きながら、事情を加味して決定していく」と話している。