私にとっての初海外は、22歳のとき。場所は、ゴールドコースト(in オーストラリア)。
空港に到着すると、エージェントが手配してくれたホストファミリー(母子家庭)が出迎えてくれました。
渡航前に英語を少しは勉強していましたが、ホストファミリーの言葉は宇宙語のよう...。
まったく理解ができず、私の伝えたい内容も理解されず。
翌日から語学学校に通学を開始しました。
留学は人生のターニングポイント
語学学校という空間は、まさにダイバーシティの宝庫でした。
国籍、年齢、性別、職業、性格、価値観、等々がバラエティに富んでいます。
唯一の共通点は「英語の上達」を目的としている点。
その同じ志に向かって、お互いに助け合いながら、楽しみながら、時間と空間を共有します。
韓国の語学学校のクラスメートたち。
【写真】左から出身地はアメリカ、ドイツ、韓国(先生)、中国、日本(私)
「留学なんて、人生に一度あるかないか」の人がほとんどです。
留学中は人生のターニング・ポイントと言ってもいいでしょう。
誰にとっても特別な期間。
そんなスペシャルな時期に出会う人たちは、生涯の仲間になることも多いんです。
日本で過ごす「日常」生活の中では、人生の深い話をなかなかするキッカケが少なかったりしませんか?
留学期間中は「非日常」です。
人生を見つめ直す期間でもあり、お互いの人生観や将来の夢などを語り合う機会が自然に頻発します。そして、そんな対話がお互いの絆をさらに深めていきます。
14カ国で留学してみた
そんな体験に魅了された私は、これまでにで語学学校に通いました。
1. オーストラリア(英語:8週間)
2. ニュージーランド(英語:1週間)
3. カナダ(英語:5週間)
4. グアム(英語:1週間)
5. マレーシア(英語:1週間)
6. シンガポール(英語:2週間)
7. バリ(英語:1週間)
8. フィリピン(英語:2週間)
9. エクアドル(スペイン語:8週間)
10. ボリビア(スペイン語:1週間)
11. グアテマラ(スペイン語:1週間)
12. 韓国(韓国語:3週間)
13. 中国(中国語:2週間)
14. 台湾(英語:1週間)
これだけの国で語学学校で授業を受ける人って、仕事関係だといるかもしれませんが、私のように完全プライベートでという人はかなり稀有だと思います。
エクアドルの語学学校にて、先生やスタッフ、クラスメートたちと
「語学留学」という商品が好きすぎて、私は現在、フィジーの語学学校で勤務しています(笑)。はや9年になります。
留学というより「流学」
上述した14カ国での留学はすべて、2ヶ月未満の「短期」語学留学です。
私は基本的に飽き性で、モチベーション管理が下手クソ。
だから、「1カ国で長期留学する」よりも、「国を変えつつ、英語以外もやりつつ、短期で留学する」ほうがフィットします。
留学というよりですね。
短期流学のメリットは、飽き防止だけではありません。
語学学校では多くの日本人がある事実に気付かされます。
それは、
「自分が日本についていかに無知であるか」
です。
日本のことを他国の留学生から質問されて答えることができないとき、当然、恥ずかしいと感じます。
と同時に、「日本に帰ったら、日本についてもっと勉強しよう」と思い立ちます。
が、実際に日本に戻ったら、日本のことなんて誰も聞いてこないので勉強する意欲が急低下してしまうのが現実です。
ところが、短期流学(継続的に留学予定がある)だと、次の機会に備えて勉強するモチベーションが担保されます。
流学の醍醐味は「未知との遭遇」の豊富さ(ウユニ塩湖 in ボリビア)
今回は、私のように短期流学が性に合う人も少なからずいるのではないかと思い、記事を書いてみました。
ただ、英語の習得に関しては、若いうちに一気にガッツリとやったほうが伸びると思いますし、トータルコストはそのほうが安いでしょうけど。