■今、人気急上昇中!「プチ親子留学」とは?
こんにちは!
日本最大級ちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]編集長 内海裕子です。
今回は、今、私が教育関連の動きの中でも大注目している「1週間からのプチ親子留学」についてお話しさしていただこうかなと思います。
ママになってからというもの、色々なママ会に参加させていただくのですが(...ワーキングママの会や、地域限定ママ会etc.本当に色々なママ会があるのです)。
出会ったママ達に
私:「親子留学」って知ってますか?
と聞いてみると、
ママ達:ママになって留学できるなんて思ってもみませんでした!
という反応が多数派。
「親子留学」という言葉すら聞いたことがないママが約8〜9割という印象です。
(結婚前に留学経験があってもほとんどの方が知らないのです! かくいう私も約2年前はじめて知りました。)
きっと、このブログ記事で初めて親子留学という言葉を知りましたという方も多いかもしれません。
ママ会に積極的に集まる方というのは、基本的に情報感度高め&教育熱心な方が多い印象ですが、まだまだ認知度が低い&経験者が多くないのが「プチ親子留学」の世界だなと感じております。
しかし、日本&世界各国の留学エージェントや関係者にヒアリングしていると、少しずつではありますが日本国内でのお問い合わせの数が増えている世界でもあります。
今回は、プチ親子留学とは一体なんのか? ということを、簡単にではありますが解説させていただこうと思います。
■ プチ親子留学とは?
▲プチ親子留学のメッカ...ハワイ・プリスクール入園時の筆者&息子(当時4歳)写真。
現地取材したエージェントによると、密かにハワイには年間1500〜2000組も飛んでいるのだとか!
それでは、まずプチ親子留学の基本情報から解説していきましょう。
- 期間:1週間未満〜3ヶ月
ほとんどは、ビザなしで旅行とも組み合わせて親子で海外で学ぶことが可能。
- 留学できる国:世界各国!
- 子どもの留学先:現地スクール もしくは 語学学校
- 親御さんの留学先:現地語学学校 もしくは カルチャースクール等
- お子様の受け入れ年齢:0歳〜大学生
- 滞在先:ホームステイ、ホテル、コンドミニアム、語学学校内寮 こちらも国や受け入れ先の方針によって違いがありますが、概ねこの4つが主な滞在先となります。
主に、英語圏を中心に受け入れ先が増えています。オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、ハワイ、アメリカ本土、フィリピン、マレーシア、シンガポール、マルタ島、フィジー...etc.
幼稚園・保育園・プリスクール・保育ママ・小学校・中学校・高校もしくは現地語学学校。
お子さんと同じ語学学校に短期集中で通う方も増えています。
受け入れ先によりますが、0歳から専属のベビーシッター付きで受け入れているところもあり。4歳以上の未就学児からが最多。
■ 一番人気は「母子留学型」の親子留学!
▲フィリピンのプチ親子留学先として選んだのは、横浜国立大学や、学習院女子大学等とも協定が結ばれている現地有名私立大学パーペチュアル・ヘルプ大学付属プリスクール。制服が可愛いのもママ的に嬉しい。
各国に実際取材に行ったり、現地とやりとりをするなかで、今、一番人気は「母子留学型」。特に、未就学児(主に4〜6歳)とのママ&キッズで行く親子留学に注目があつまっており、お問い合わせも増えています。
「先入観も、固定概念も差別心もない幼少期から、子どもには自然な流れで世界との触れ合いを持たせたい」というママに人気です。
▲我が家のハワイ親子留学最終日の写真。プチ親子留学を通じて「世界中に友達ができる!」という感覚をもった息子(現在5歳)は、日本人として「日本を知って世界にもっと紹介したい」と、日本の歴史や日本文化について勉強中。「これって英語でなんていうの?」という会話も日常的になりました。
実際、私自身も普段は普通の日本の保育園児の息子と共に各国プリスクールに約1ヶ月のプチ親子留学に訪れたり、1週間プチ親子留学に同行・添乗させていただくなどする中で、子ども達の様子を垣間見させていただくと......
親の心配をよそに、初日〜2日目には一気に現地の子ども達や環境になじんでいく子ども達のたくましさを目の当たりにしてきました。
※現地でよりスムーズに環境になじむためには、渡航前の日本での準備も重要ですので、これはまた別の機会に。
『子どもの心にはそもそも国境はないのだな!』
と感じますし、短い期間でも「つながりたい! 伝えたい! もっとお話したい!」という気持ちが子どもにも(もちろん、大人にも!)湧き出てくるので、子ども達の口から「これって英語でなんていうの?」というところからはじまり、親子留学終盤になると、子ども達は自分でできるかぎりの意思の疎通をはかろうとする姿勢がどんどんでてきます。
日本に帰国後も「また、あの子ともっと話したい! 次回はもっとたくさんお話ししたい!!」という気持ちから、自ら「英語を勉強したい!!」と言い出すお子様も多々。
旅行とは全く違う醍醐味、異文化とディープにつながる楽しさや喜びを親子で感じられるため、親子留学はリピートする方も多いのです。
■ 気になるプチ親子留学の金額は?
▲プチ親子留学の総額は、子連れ海外旅行の総額と大きくは変わらないくらいまで下がってきている印象です
さて、プチ体験とはいえ、お金も多少はかかる親子留学。とは言え、子連れ海外旅行に少し上乗せくらいのイメージくらいまで下がってきているのではないかなというのが私の印象です。
特に、アジア親子留学はリーズナブル。渡航費・宿泊費・現地食事代含めて親子2人で1ヶ月30〜40万円程度で「学び×旅」を楽しむことができます。欧米ですと、国にもよりますが渡航費も物価も高いため1ヶ月40〜120万程度でしょうか。
■ プチ親子留学−誰がお金を出すの?
働くママが自己資金で来るケースが増えている
▲子どもがスクーリングしている間は、ママも学びます。英語のブラッシュアップレッスン中の模様。
さて、親子留学というと「ものすごくリッチな有閑マダムの話?」と思う方もいらっしゃるかもしれないのですが、実際はどうでしょう。
今は、働くママが増えてきていて
- 実際にママ自身が仕事で海外とのやりとりが増えている
- 英語力をあげて、よりやりたい仕事ができるポジションに近づきたい
というニーズや社会的背景もあり、子どもの教育だけでなく、自分のためにもツカえると、一石二鳥以上の価値を感じ、長期休暇やリフレッシュ休暇などを使って、親子で国際コミュニケーション力UP、英語力・スキルのブラッシュアップを目的にされていらっしゃる方が主流になってきているように思います。
また、近年ではパソコンさえあれば仕事ができますというノマド的なフリーランスや自営業の方が、お子さんとビザなしで滞在できる3ヶ月間のプチ親子留学をしているケースも見受けられます。
■ ママにとって、子連れ海外旅行と親子留学の大きな違いは
「自分時間」を楽しむことができること
- 海外旅行
- 親子留学
ママにとってどのように違うのでしょう。
日本に生きるママであれば、働くママ・専業主婦問わず...出産直後〜数年は慌ただしく時間が過ぎていくため、なかなか「自分時間」をとることのできない...と悶々された経験、多かれ少なかれあると思います。
「よーし! 久々にリフレッシュだーー!」と海外旅行に出かけても、結局子どもと一日中べったりで、日本にいる時より疲れた...という方も多いと思います。
親子留学の場合、基本的に、お子さんが現地の学校に通っている間は、ママは仕事や日々の家事、育児を全て忘れ、自分の思うように勉強できます。
また、自分時間をゆっくり過ごす小さな贅沢も許されるため、しばらく学ぶ楽しみから離れていた方も
「集中して学ぶ贅沢を楽しむことができました」
「色々、忘れてつかの間の非日常を思いっきり楽しめました!」
と、非日常の中での新しいチャレンジに、気持ちをリフレッシュされて帰る方も多いようです。
合わせて、親子共々、旅行よりもずっと現地の人達とのコミュニケーション量が多いので、一生モノの友人関係に恵まれることも。
また、お子さんが現地校に通う場合は、現地の教育システムを内側から見ることもできるので、日本の教育や子育ての当たり前が、世界では当たり前ではないということ、日本の置かれている状況も肌身を持って知ることができます。合わせて、日本の子ども世代が大人になった時に、子ども達はどのように世界とつながっていくのかということに思いを馳せる時間もできるため、滞在中だけでなく、帰国後も親子ともども視野・視座が一気に拡がります。
もし、
「今年の家族旅行はどの国に行こうかな〜」
と考えている方がいましたら、選択肢に「プチ親子留学」も入れてみていただくと、より、充実した海外の滞在になること間違いありません。
手前味噌となりますが、私が運営しているサイトGlolea![グローリア]でも世界各国から厳選したプチ親子留学をご紹介させて頂いていますし、検索で「気になる国×親子留学」をかけていただくと、たくさんの親子留学プログラムが出てきますので、一度検索してみてください。
子どもができたら一度は味わって欲しい...1週間からのプチ親子留学。短い期間であっても、普通の子連れ旅行とは一味も二味も違う経験と学びが待っていますよ! ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
■ まとめ
- まだまだ、認知度は低いプチ親子留学だけれど、普通のママが子ども&自分のためにと旅行感覚で気軽にトライしはじめている
- 母子留学型が増えている
- 旅行とは違い、親子それぞれが現地で学ぶこと・コミュニケーションをとることに集中できる
- 24時間365日無休のママにとっては、つかの間の「自分だけの時間」を海外の非日常として楽しむこともできる
- ただ英語を勉強する...だけでなく、求めれば、一生続く海外の友人関係を築くこともできる