佐賀県に1月11日、初の観光大使が誕生した。観光大使は県にゆかりのある人物が就任することが多い。ところが今回選ばれたのは、人気格闘ゲーム・ストリートファイターIIのキャラクター、サガットだ。
しかも、名前を「佐賀ット」に改名するらしい。。
名前の一致以外にゆかりがなさそうなサガットが、なぜ選ばれたのだろうか。佐賀県広報課の担当者は、ハフポスト日本版の取材に対して次のように理由を説明した。
「サガットの出身国であるタイと佐賀県は文化交流が盛んです。ドラマや映画のロケ地としても使われ、タイ人からの認知も上がり、観光客も増えています」
実はこれ、30周年を迎えた同作と佐賀県のコラボ企画「ストリートファイター佐賀」。公式サイトでは、ゲームを再現した形で佐賀県をPRするストーリーが進み、サガットと佐賀県の山口祥義知事のバトルシーンも含まれている。
企画の一環として、東京・銀座のGINZA PLACE(銀座プレイス)に「佐賀ット商店」をオープン。佐賀ットが店長をつとめ、1月22日〜28日の期間限定でストリートファイターと佐賀県のコラボ商品を販売する。
サガットを描いた佐賀県の名産品・有田焼や、闘いに負けた傷を保護する絆創膏「カットバン」などが並ぶ予定だ。
コラボ商品は2月13日から3月31日、佐賀市の佐賀バルーンミュージアムでも販売する。
広報担当者は、ハフポスト日本版の取材に対して、「佐賀県はいいものがあるのに、なかなか知られていない。企業とのコラボを通じて県の魅力を全国に届けて行きたい」と期待した。
佐賀県はこれまでにも、人気格闘マンガ「グラップラー刃牙」や人気ロールプレイングゲーム「ロマンシング サガ」と組むなど、個性的なコラボを展開している。