台風一過の7月11日。東京都内では内側に赤みを帯びて光る不思議な虹が目撃された。Twitterにその様子を撮影した写真が投稿され、1日で1万件以上リツイートされている。
虹は、空中の水滴に太陽の光が反射してできる、雨上がりなどに見られる現象だ。明るい「主虹(しゅにじ)」と、その外側に薄い「副虹(ふくにじ)」が同時にできる。しかし、条件が悪く見えない時は、主虹だけが見える。
主虹の内側には光が集中して特に明るく見える部分があり、外側は光が集まりにくく暗く見える部分があるという。朝日新聞デジタルが気象予報士で横浜国立大准教授の筆保(ふでやす)弘徳さんによる解説を紹介している。
11日の東京の虹は、条件がよく、主虹も副虹も確認できた。半円状のピンク色に光って見えた部分は、通常の虹でも明るくなる主虹の内側だった。筆保さんは「夕方だったため、全体に太陽の光が赤みを帯びており、内側の明るく見える部分が赤っぽく見えたのではないか、と考えている。全体に青みが少なく、虹の本体も青は確認しにくい」と解説した。
(朝日新聞デジタル「赤み帯びた二重の虹、なぜ? 東京の幻想的な光景のわけ」より 2014/07/12 17:14)
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