フランスの動物園でシロサイが殺される 密猟者の狙いは「角」だった

ビンスは、世界に約2万頭しかいないシロサイのうちの1頭だった。

フランスの首都パリ郊外のトワリー動物園で3月6日夜、何者かが侵入し、4歳になるオスのシロサイ1頭を殺害した。密猟者の目当ては、シロサイの角だった。

CNNによると、「ビンス」という名のシロサイは射殺され、後に、密猟者が2本の角のうち1本をのこぎりで切断した。インディペンデントによると、ヨーロッパの動物園で生きた動物が密猟者によって殺されたのは、今回が初めてとみられる。

Facebookページの投稿で、動物園関係者は、「職員全員がショックを受けている」と述べた。

ビンスは、世界に約2万頭しかいないシロサイのうちの1頭だった。囲いの中の他の2頭(5歳のブルーノと37歳のグレース )は無事だった。

「ビンスの2本目の角は部分的に切断されており、密猟者は邪魔されたか、または(切断)道具に欠陥があったとみられる痕跡が残っていました」と、動物園はFacebookで説明している。

バンスは頭を3発撃たれていた。捜査当局は、どの種類の銃が使用されたのか、その解明に取り掛かっている。

CNNによると、薬効作用があると言われ需要があるシロサイの角は、闇市場で1キロ5万1000ユーロ(約612万円)で販売されている。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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