「ペンパイナッポーアッポーペン」無関係の企業が商標出願

ピコ太郎さんの「ペンパイナッポーアッポーペン」が無関係の企業によって商標出願されました。
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TAIPEI, CHINA - NOVEMBER 11: Piko Taro, a Japanese comedian and singer-songwriter, arrives at airport on November 11, 2016 in Taipei, Taiwan of China. (Photo by VCG/VCG via Getty Images)
VCG via Getty Images

ピコ太郎さんの大ヒット曲「Pen-Pineapple-Apple-Pen(PPAP)」で使用されているおなじみのフレーズ「ペンパイナッポーアッポーペン」などが、大阪府内にある無関係の企業によって商標登録の出願がされていた。弁護士ドットコムが1月24日に報じた。

ハフィントンポストが25日、特許情報プラットフォームで調べたところ、ある企業が2016年11月、「ペンパイナッポーアッポーペン」など同曲に関連した名称で商標出願をしていたことが確認できた。

同社は、2016年11月15日に「PEN PINEAPPLE APPLE PEN」、24、25日には「ペンパイナッポーアッポーペン」2件を申請。さらに28日、「PEN・PINEAPPLE・APPLE・PEN」で出願し、いずれも審査待ちとなっている。「PPAP」の名前でも2016年10月5日、11月15日、28日の計3回、商標登録を出願していた。

■エイベックス側は「PPAP」のみ商標出願していた

一方、ピコ太郎さんが所属するレーベルを傘下におさめるエイベックス・グループ・ホールディングスも2016年10月14日、「PPAP」の商標を申請しているが、「ペンパイナッポーアッポーペン」などでの出願は確認できなかった。この4件についても審査待ちとなっている。

商標は、先に出願した人の権利が認められるため、先取りするケースが過去にも起き、トラブルの元となっている。朝日新聞デジタルによると、ある男性と男性が代表を務める会社が、「おおさか維新の会」などよく知られた名前を自分の商標として大量に出願する一方で、登録に必要な手数料を支払わず、問題となっている。2015年には、総出願数の約1割に当たる計1万4786件を出願したという。

こうした事態を受け、特許庁は2016年5月中旬、「名前が先に出願されていても取り消される場合がある」などと注意喚起する声明を出した。今回も、同じ名前の会社が「PPAP」などの商標出願をしている。

■関連画像集「登録商標 いろいろ」


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