【真田丸】"超高速関ヶ原"に反響「大河史に残るぶっ斬り」と衝撃広がる

「関ヶ原を1分で終わらせた」「大河史に残るぶっ斬り」と衝撃が広がる。
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NHK「真田丸」公式サイト

【真田丸】"超高速関ヶ原"に大反響「大河史に残るぶっ斬り」

11日にNHKで放送された大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)第36回「勝負」が大きな反響を呼んでいる。日本史史上で最も有名な合戦の1つである「関ヶ原の戦い」を、佐助(藤井隆)からの報告だけで終わらせる三谷幸喜氏の脚本に、SNS上では「超高速関ヶ原」「関ヶ原を1分で終わらせた」「大河史に残るぶっ斬り」「何この斬新すぎる大河ドラマは!」などといった書き込みとともに衝撃が広がっていた。

本作では、信繁や真田の人々が見ていないこと、体験していないことは、歴史上の重要な出来事であっても、あえてすべてを見せないようにしてきた。第4回「挑戦」で、「本能寺の変」を炎の中で鎧が崩れるイメージショットとナレーションだけで終わらせたのもその一環。

「あっという間に信長がいなくなったように、あっという間に関が原が終わってしまった」「ここまで潔く描かれないとは」「真田家が関わっていないエピソードはあっさり終わる視点、徹底してるな!」。

第36回は、関ヶ原の戦いと関連して起こった真田と徳川の2度目の戦いとなる「第2次上田合戦」が描かれた。上田城に立てこもる真田昌幸(草刈正雄)・信繁(堺雅人)軍と徳川秀忠(星野源)率いる徳川軍との間で天正5(1600)年9月に行われた攻防戦のこと。

「第2次」と言っているように上田で真田と徳川が戦をするのは2度目。1度目は、秀吉が天下統一を成し遂げる前の出来事。第13回「決戦」で描かれた。合戦シーンがほとんどない本作の中でまるごと1回分を使って、数に勝る徳川軍を上田の街を生かした巧みな策で翻弄し、次々と打ち負かしていく様子を痛快に描いた。

今回は、石田三成(山本耕史)率いる西軍に付くことを決めた昌幸と信繁は、徳川家康(内野聖陽)に従う長男・信幸(大泉洋)と別れ、秀忠を迎え撃つために上田城へ。途中、一行は沼田城に寄るが、稲(吉田羊)に門前払いをくらう。

一方、信幸は家康から上田攻めの先ぽうを命じられ、真田家は親子同士の直接対決を強いられる。そこで、信繁は一計を案じ、戸石城を舞台に信幸と猿芝居を繰り広げて、直接対決を回避。状況が変わって秀忠は家康から上方に向かうように命じられ、上田城攻略から離脱。結果、真田は勝利するのだが、遠くの関ヶ原では西軍が敗れてしまったのだった。

今回は、徳川軍をあざむくため信繁との別れを目を真っ赤にして受け入れた矢沢三十郎(迫田孝也)、松(木村佳乃)の前ではラブラブ笑顔、兵糧を奪う作戦中も笑顔で敵に近づいて喉元をかっさばく小山田茂誠(高木渉)、狙いどおりの展開に「よっしゃー!」と吠える昌幸、昌幸からの手紙に「これは怒っていいの?」と本多正信(近藤正臣)に訪ねる秀忠、秀忠前で鶏肉をむさぼり食う正信…とさまざまな登場人物ごとに見せ場があり、その都度SNS上も盛り上がっていた。

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