1月12日より3週連続で、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で映画『ハリー・ポッター』シリーズが放送されます。
1月12日:『ハリー・ポッターと賢者の石』
1月19日:『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
1月26日:『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
2023年には東京・としまえん跡地に、ハリポタの体験型施設がオープンするなど、シリーズが終了してからもなお高い支持を得ている本作。
当時まだ10代だったハリー、ハーマイオニー、ロン、そしてマルフォイを演じた俳優たちは30代になりました。どんな成長を遂げたのか、近年の活躍を写真とともに振り返ります。
ハリー役:ダニエル・ラドクリフ
主役のハリー・ポッター役を演じたダニエル・ラドクリフは、現在34歳。
シリーズ最終章の「死の秘宝」が公開されたのは2011年。以降は、映画や舞台、ミュージカルなどで幅広く活躍しています。
近年は『スイス・アーミー・マン』で「死体」役、『ガンズ・アキンボ』では両手に銃を固定されデスゲームに参加させられる青年役など、ユニークな作品で幅広い役に挑戦。
その理由について、ラドクリフ自身は「信じられないほど解放された気分なんです」と話しています。これまで、「ハリー・ポッターにしか見えない」と言われることも多く、「こんな風変りなキャラを演じられるだろうか?」という声もあったといいますが、「その言葉の影響もあって、今の僕がいます」と自身のキャリアを振り返りました。
プライベートでは2023年4月、パートナーで俳優のエリン・ダークとの間に第一子が誕生しパパになりました。
ハーマイオニー役:エマ・ワトソン
ハーマイオニー・グレンジャー役を演じたエマ・ワトソンは、現在33歳。
ディズニー実写映画『美女と野獣』のプリンセス・ベル役や、アカデミー賞作品賞などにノミネートされた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などにも出演。この2〜3年は映画などには出演していませんが、弟のアレックスとジンのブランド「Renais」を立ち上げたり、大学院に入学したりするなど、新しいチャレンジを続けています。
ほかにも、国連における女性の権利のための機関「UN Women」の親善大使を務めており、ジェンダー平等やマイノリティの権利、環境問題などについて積極的に発信しています。
『賢者の石』公開から20年が経った2021年には、インスタグラムで当時の写真とともに、「ハリー・ポッターは私にとって家であり、家族であり、世界。そしてハーマイオニーは今でもいちばん好きな架空のキャラクターです」と愛あるメッセージをつづりました。
ロン役:ルパート・グリント
ハリーの親友ロン・ウィーズリー役のルパート・グリントは現在35歳。
ハリポタシリーズと同時に、他作品でも活躍していたグリント。近年はテレビやドラマ作品を中心に活躍しており、2019年には、M・ナイト・シャマラン監督らが制作を手がける配信ドラマ『サーヴァント ターナー家の子守』にも出演しました。
2020年5月には、10年近くパートナーであるという俳優のジョージア・グルームとの間に娘が生まれ、一児の父に。
2021年3月に出演したポッドキャストの番組では、ハリポタに参加できたのは得難い経験であり、出演者は家族のような存在だったとした上で、若くして多忙かつ注目を浴びる俳優という仕事に就いたことで「窒息しそうだと感じる瞬間もあった」と、当時の心境を明かしました。
マルフォイ役:トム・フェルトン
ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンは36歳。
ハリーたちの敵という「悪役」のマルフォイですが、ファンからは根強く愛されたキャラクターです。2020年、イギリスのメディアTHE SUNの記事で、とあるファンが調べたところハリポタシリーズ8作品におけるマルフォイの出演時間はたった31分であることが判明。「31分であの存在感はすごい」「31分しか出てなくても一番好き」などと話題になりました。
作品数は多くはありませんが、フェルトンは今でも映画やドラマを中心に俳優業を続けています。
また、2022年に上梓した自伝の中では、20代にメンタルヘルスの問題を抱えていたことを公表しました。当時はハーマイオニー役のワトソンなどにもサポートしてもらっていたといいます。
ワトソンの他にも、スリザリン寮生の“悪友”の一人、グレゴリー・ゴイルを演じたジョシュア・ハードマンや、父親のシリウス役のジェイソン・アイザックスとの2ショットを公開するなど、今でも多くのハリポタ共演者と再会を果たしているようです。