映画『Dr.コトー診療所』(2022年公開)が1月3日(水)よる9時からフジテレビ系列にて地上波初放送される。
2000年代に放送された同名ドラマの16年ぶりの続編。「コトー先生」役の吉岡秀隆さん、助手の彩佳役の柴咲コウさんらドラマ版のキャストが続投しているが、その中で特に注目を集めているのが、当時子役だった富岡涼さんだ。
時任三郎さん演じる漁師の原剛利(はら・たけとし)の息子・剛洋(たけひろ)を演じた富岡さん。俳優業から引退していたが、続編に出演するためだけに16年ぶりに復帰を果たした。
富岡さんの経歴やプロフィール、復帰の経緯をまとめた。
NHK大河『義経』にも出演。 現在は30歳に
富岡さんは 1993年9月21日生まれで、現在30歳。『Dr.コトー診療所』のほかには、NHK大河ドラマ『義経』(2005年)や映画『この胸いっぱいの愛を』(2005年)などにも出演し、当時人気子役の一人だった。
『Dr.コトー診療所』で剛洋は、自分の命を救ってくれたコトー先生に憧れ、医師を目指して志木那島から東京に上京。剛洋が島を出るシーンは、名場面の一つでもある。
富岡さんは、同作のドラマシリーズが2006年に終了すると俳優から引退。会社員として企業に勤めていたところ、中江功監督から続編映画への出演を打診されたという。
『Dr.コトー診療所』の公式サイトによると、富岡さんは俳優業を引退してから長い時間が経っていることから「かなり悩んだ」というが、「監督から声を掛けていただけたことがすごく嬉しくて『自分のできることを精一杯やってみよう』という思いで参加」したとコメントしている。
撮影については、こう振り返っている。
「島で吉岡さんや監督と話しながら過ごすうちに、だんだん昔、タケヒロがドラマの中で体験していたことを鮮明に思い出して気持ちがどんどん強まったので、自分の中にまだタケヒロが残ってたんだなと感じました。
皆さんに久々にお会いする時はかなり緊張していたのですが、『あ!タケヒロ」みたいな感じで声かけていただいて…。本当に島のみんなの中に久しぶりに帰ってきたような、里帰りしたような感覚で、あたたかく迎え入れていただけたことが嬉しかったです」(公式サイトより)
剛洋は現在28歳という設定。本作の撮影初日は、キャストやスタッフから「タケヒロおかえりー!」という歓声があがったという。
本作での俳優復帰が発表されると、ファンからも「剛洋君が居るか居ないかで、この映画は全然違ったものになる」「剛洋のあれから…が気になってました!」「剛洋くん、すっかり大人になってビックリです」「おかえりなさい」など驚きや祝福の声が相次ぎ話題になった。