11月18日はミッキーマウスとミニーマウスの誕生日。今年はディズニー創立100周年ということもあり、祝福の声がSNSを通じて数多く寄せられています。
「すべては、一匹のねずみから始まった」という名言を残した生みの親・ウォルト・ディズニー。彼によって誕生したキャラクターは、時代を超えて世界に愛されています。
節目の年と特別な日に、歴代の貴重な姿を振り返ります。
スクリーンデビューは11月18日だった
ミッキーマウスとミニーマウスは1928年11月18日、ウォルトが手がけた短編アニメーション映画『蒸気船ウィリー』でスクリーンデビューを果たします。
軽快なメロディに乗ってストーリーが展開する『蒸気船ウィリー』でミッキーマウスは、暴君・ピート船長の下で働く蒸気船の甲板員でした。
今のイメージとは違って、劇中で“いたずらっ子”として描かれたミッキーマウスは、集まった動物を楽器に仕立てて、「わらの中の七面鳥」を演奏します。演奏を聴いたミニーマウスがご機嫌になるシーンもありました。
ミッキーマウスについて、実は当初は全く別の名前が付けられようとしていたという事実を知るファンもいるかもしれません。
妻との記念写真にいた初期のミッキー
ディズニーアニメーションの草創期。ウォルトは妻リリアンに支えられながら制作に勤しんでいました。その頃の貴重な家族写真には当時のミッキーマウスのぬいぐるみが映っています。形状は今と近いですが、まだやや歪(いびつ)で、歴史を感じる一枚となっています。
写真は1935年6月、ロンドンで撮影されたものだといいます。
1955年。アメリカカリフォルニア州アナハイムにディズニーランドがオープン。アニメーションの世界を飛び出し、テーマパークへと進化を遂げました。
その開園から15年後の1970年、ミッキーマウスは音楽隊を率いてパレードの先頭に立っていました。
その13年後の1983年には、アジアで初めて日本(千葉県浦安市)に東京ディズニーランドが開園しました。記念式典の写真には仲間たちとテープカットをする姿がおさめられています。
40年前、ミッキーマウスは完成前のTDLを歩いていた
今年の4月に開園40周年を迎えた東京ディズニーランド。
巨大なパークが完成する前に撮影された貴重な姿をおさめた写真があります。ミッキーマウスは、まだ建設途中の段階であったパークを歩いていました。ディズニープラスの公式X(旧Twitter)が2020年に公開しています。
背景にあるのは、トゥモローランドに今も存在するアトラクション・スペースマウンテン。写真ではこのアトラクションもまだ建設中だったことが分かります。
この貴重な姿に「今までで見たミッキーの中で一番エモいかも」「とても歴史を感じる一枚」と反応するファンもいました。さらに、ミッキーマウスの足元を見るとまだ道すらできておらず、まさに“未開の地”だったと分かります。
ディズニーがミッキーマウスと共に歩んだ長い歴史。ミッキーマウスとともに、次の100年へと向かっていくことでしょう。