「水泳の授業で必修に」と注目集まる。海での水難事故に備え、知っておきたい「イカ泳ぎ」がこれだ【動画】

イカ泳ぎでは、衣服着用時も体力を使わずに長い時間浮いていられるという。一方で、大の字に手足を広げて浮く方法は、海では危険だと注意を促している。
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イカ泳ぎの方法
公益社団法人日本水難救済会公式Xアカウントより

海水浴などを楽しむ人も多いこの時期。気をつけたいのは水難事故だ。

公益社団法人「日本水難救済会」が、海に落ちたり流されたりした際に知っておきたい「イカ泳ぎ」の方法を、公式X(Twitter)で紹介し、3万以上の「いいね」が寄せられるなど注目を集めている。

 

衣服着用時も、体力使わず浮くことが可能

 「イカ泳ぎ」の正式名称は「エレメンタリー・バックストローク」。日本水難救済会によると、腹を上にして水面から顔をあげるのが基本姿勢。手足を曲げたり伸ばしたりしながら、ゆっくりと後ろ向きに進むことができる。

イカ泳ぎでは衣服を着用していても、体力を使わずに長い時間浮力を保つことができるとして推奨した。

同団体の実証実験では、大の字に手足を広げて浮く「大の字背浮き」の方法ではわずかな波が顔を洗い、浮いていることができなかったと報告。海では危険だと注意を促している。

一連の投稿にはユーザーから「覚えておいて損はない」「学校の水泳の授業で必修にしても良いのでは?」「もっと広がればいい泳ぎ方」などのコメントが寄せられた。

一方で、同団体は「イカ泳ぎにも限界はあります」とも注意喚起した。海に行く際には、▽天候・波風の確認、▽泳いで良い場所かを確認、▽連絡方法確保、▽ライフジャケット等の「備え」をすることが最重要だと呼びかけている。