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ハリソン・フォードがハリウッドを代表する俳優になるなんて考えてもいなかった――。一番そう思っていたのは本人だったのかもしれない。
『スター・ウォーズ』や『ブレードランナー』など、様々なヒット作に出演してきたフォード氏は「自分が主役を演じる俳優になるなんて、考えたこともなかった」と6月13日に掲載されたピープルのインタビューで明かした。
「私が望んでいたのは、俳優として生計を立てられるようになること、副業で収入を補わなくてもよいことでした」とも述べている。
そう話すフォード氏だが、『スター・ウォーズ』のハン・ソロと『インディ・ジョーンズ』のインディアナ・ジョーンズ役だけでも、世界に知られる俳優となった。
The Numbersによると主演映画の世界興行収入は62億ドル(約8780億円)超で、アンサンブルキャストとして出演した作品の収入も15億ドル(約2120億円)以上だ。
フォード氏は「誰も信じないと思いますが、私は金持ちで有名になりたかったわけではありません」「ただ俳優になりたかっただけです」と語っている。
現在80歳になるフォード氏にとって、おそらく最後のインディアナ・ジョーンズになるであろうと考えられている『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、6月30日に公開される予定だ。
この作品に対しては、好意的なものから批判的なものまで様々な批評が書かれているが、評論家のスティーブ・ポンド氏は、フォード氏演じるインディアナ・ジョーンズ像は失われていない、と指摘している。
「『運命のダイヤル』の最終的な切り札は、ハリソン・フォードと彼が演じるキャラクターです。我々はこの主人公にとても愛着を感じているため、もう少しインディを見ることができるのなら、どんな愚かさにも付き合っていくでしょう」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。