旅行ガイドブック「地球の歩き方」を出版していたダイヤモンド・ビッグ社が、東京地裁から特別清算開始命令を受けたと5月30日に報じられたことを受け、本書に親しんできた人の中で「地球の歩き方が出版されなくなる?」と不安の声が上がった。
これに対し、「地球の歩き方」の公式Twitterは31日、出版停止は「大きな誤解」だと説明し、今後もガイドブックの制作を続けることを改めて周知した。
産経新聞などによると、同社は出版大手ダイヤモンド社の子会社で、1969年に設立。新型コロナウイルスの感染拡大の影響などで業績不振に陥り、2021年に「地球の歩き方」の出版事業などを学研ホールディングスの子会社に譲渡した。
「地球の歩き方」の公式アカウントはツイートで、「一部ネットニュースにより、『地球の歩き方』がなくなるという大きな誤解を招いておりますが、2021年より地球の歩き方事業はダイヤモンド・ビッグ社からGakkenに譲渡され、現在も国内外のガイドブックを出し続けています」と説明。
その上で、「これからも私たちは地球を歩き続けます!引き続き応援よろしくお願いします」とつづった。
この投稿に対し、「廃刊になるわけではないんですね。よかった」「吉報です」など安堵の声が広がっている。