アメリカ・カリフォルニア州のディズニーランドで4月22日、ショーの最中に火災が発生し、高さ13メートル以上のドラゴンが炎に包まれた。
火災が起きたのはミッキーマウスが主役のナイト・スペクタクルショー「ファンタズミック!」の最中で、「マレフィセント・ドラゴン」が口から吐いた炎が、頭と胴体に点火した。
来場者が現場で撮影した動画には、ドラゴンの頭や体が燃える様子が映っている。炎は近くのトムソーヤー島にも飛び火した。
このショーを100回以上観覧したという来場者の一人は、ドラゴンの頭が光り始め、煙が出てきた時「今まで見たことがなかったので、新しい演出かと思った」とABCに話している。
消火作業が行われている間に、パークスタッフが約1000人を周辺地域から避難させた。
この事故で、これまでに怪我人は報告されていない。
ディズニーランドは今回の事故について「土曜夜に行われた『ファンタズミック!』ショーの最後で、ドラゴンから火災が発生しました。アナハイム市の消防局が迅速に対応して火を消し止め、すべてのキャストがトムソーヤー島から安全に避難しました。また、煙と風が発生したため島の近くのアトラクションからゲストを安全に避難させました。火災の原因は現在調査中です」と声明で述べている。
「ファンタズミック!」は1992年にデビューし、定期的に公演されている人気のショーだ。
音楽、花火、レーザー、炎、水に映し出された映像などを駆使したこのショーについて、ディズニーランドは「ミッキーマウスを主役に、大胆不敵なヒーローと壮大な悪役が、大規模なスケールで戦います」と説明している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。