叶姉妹のインスタグラムより（許可を得て掲載しています）
「叶姉妹」の恭子さんと美香さんがSpotifyで配信中の『叶姉妹のファビュラスワールド』。Spotifyが発表した2022年のランキングでは「国内で最も人気のポッドキャスト番組」で堂々の5位にランクインした人気コンテンツだ。
番組は毎回、リスナーからの悩み相談に叶姉妹の2人が答えていくという構成。2023年1月31日に配信されたFabulous2の27回目では「プレゼンがうまくできない」というリスナーの悩みと向き合った。
そこで飛びだした恭子さんのある言葉が胸を打つ。
社会人あるある？ 「プレゼンが上手くできない...」
番組では「昔から大勢の人の前でプレゼンテーションをしたり、何かを発表したりすることがとても苦手です」というリスナーの悩みを取り上げた。
悩みは深いようで、「話を暗記しなければならない場合は、必ずセリフが飛んでしまいますし、そうでない時も極度の緊張と恐怖で言葉が詰まったり、声が小さくなったりし、またある時は、なぜか逆に笑ってしまったりしたこともありました。その為、どれほど自信のある原稿を書いても台無しになってしまいますし、誰かと共同でやるプロジェクトでは自分のせいでグループの評価を下げ、迷惑をかけてしまいます」と自身のプレゼンによる影響を明かした。
「堂々とプレゼンテーションなどができるコツ等があれば、ぜひ教えていただきたいです」と叶姉妹に対し、アドバイスを求めた。
学生やビジネスパーソンなど、多くの人が経験するプレゼンテーション。プレゼンの規模にかかわらず、同じように悩む人も少なくないかもしれない。
この悩みに対し、美香さんは「私もそうなんですが、やはりこの番組も長く続けさせていただいてますけど、いまだに緊張することはあります」とまず理解を示した。
続けて、「やはり何かしら『やらなければいけない』とか『伝えなければいけない』と思うと、どうしてもちゃんと上手く言えるかっていうことを頭で勝手に思ってしまって、これは言わなければいけないっていうのが、頭の中でぐるぐる回って、言葉で上手く説明できなくなってしまったりする」と自身の経験を踏まえてリスナーの悩みに共感していた。
一方の恭子さんは「え、じゃあ緊張ってどんなものなの？」と美香さんに対し問いかけた。恭子さんの『辞書』に緊張という概念は存在しないらしい...。
美香さんは、プレゼンテーションの内容を1回や2回ではなく10回程度、自分の中で練習をすることで自信になるとアドバイスしていた。
「世界が変わるのね」。恭子さんが伝えた、最も大事なこと
ここで、黙っていた恭子さんが再び口を開いた。「（練習を）しないよりはする方がもちろん良いことなんでしょうけれど、大事なことは...」と語り始める。
「喋り方が上手いとか下手とか、声が良いとか悪いとか、そうではなくて、伝えたいことがきちんと伝わるかどうか。それが最も大事なこと」とした。
続けて、「それは別に、プレゼンテーションがどうとかじゃなくて、人生において、伝える気持ち、伝える心をきちんとできると世界が変わるのね」と伝えた。
伝える気持ちを持てば、世界が変わる。これには美香さんも力強くうなづいていた。
その上で美香さんは、「お姉さん（恭子さん）のお話の仕方っていうのはやっぱり、伝える心がある。独特な話し方、私には真似できないんですけど、あれは話し方じゃなくて、伝え方と伝える心なんですかね」とコメント。
これに対し、恭子さんは1つ具体例を挙げ、「言葉が分からない国に行った時、分からない（意思を上手く伝えられない）じゃない 。だけど、自分がなんとかして絶対伝えなきゃいけない、自分が伝えてこそ（その場が）成り立つってことがあった時、伝える心でなんとか乗り切れるのよね」とまとめていた。