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アメリカ・カリフォルニア州のデイナポイントで、クジラがホエールウォッチングをしていた観光客らを驚かせた。

地元の観光会社が「一生に一度あるかないかの場面に出会しました」と1月3日、YouTubeに動画を投稿した。「母クジラと生まれたての赤ちゃんです。初めて見ました」とクルーが興奮気味にアナウンスする中、2頭がゆっくりと観光客が乗った小船に近づいていく様子が映っている。観光客からは「赤ちゃんがお母さんの顔に乗ってる」と歓声が上がった。

同社は「オレンジや赤色の何かが見えたので、最初は海藻かあるいはサメに襲われでもしたのかと思いました。でも海面に出てきたのは生まれたての赤ちゃんで、命の始まりでした！」とクジラの出産に遭遇した時の様子を説明している。小船に近づいてきたことについては、「まるで赤ちゃんを自慢しているかのようだった」。

動画に映っているのはコククジラ。国立科学博物館によると、コククジラは上顎にたくさんのくぼみがあり、それぞれに毛が1本生えている。頭部を中心にフジツボで覆われているのが特徴だ。生まれたばかりのコククジラは体長約5メートルで、重さは約500キロ。大人は12〜14メートルで、16〜33トンという。