【餅レシピ】オリーブオイル+胡椒やバニラアイスにキャラメルを混ぜて…。意外な「お餅の食べ方」を紹介

みなさんはお餅、どうやって食べてますか? おなじみの砂糖醤油から柚子胡椒ポン酢、オリーブオイルまで、様々な調味料を使って新しい発見をしてみてください。
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Akiko Minato/HuffPost Japan
餅の季節がやってきた!

もっと読む>>「餅はバターだ」餅のおいしい食べ方【バター反響編】

 

【※この記事は2020年12月9日に配信した内容を再編集したものです】

 

お正月といえば「餅」。 

みなさんはどんな食べ方が好きですか? 醤油、磯部巻き、きな粉…?

ハフポスト日本版の同僚たちに質問してみると、オリーブオイルや柚子胡椒を使った、筆者は全く知らなかった味付けで食べていました。

それらの味付けを試してみたので、この記事で紹介していきます。

(同僚たちとの餅についての議論は、「丸餅、角餅論争」や、お雑煮の味付けの違いにまで及びました。そちらもひっそりと記事末尾で触れています。よかったら読んでね。)

まずはおなじみ?砂糖醤油

まずは筆者の好きな食べ方「砂糖醤油」です。「それは知ってるよー!」という方が多いとは思いますが、せっかくなので写真も見ていってくださいな。

 
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ためらわずに砂糖をたっぷりかけて、醤油をかけます。

筆者は、砂糖醤油で食べる時は、餅は焼かずに、電子レンジで温めます。ラップはせず、レンジの窓から中を覗いて餅が膨らんだところで止めます。今回はいわゆる角餅の半分サイズで、500W23秒で止めました。すぐ食べられるし、柔らかい餅とタレが絡みやすいんです。 

あとは、砂糖と醤油をかけて食べます。砂糖ジャリジャリ派です。

同僚たちからも下記の声が上がり、広く好まれている味のようです

  • うちは砂糖醤油です。砂糖が圧倒的に多くて醤油少なめのどろっどろの液体に焼いた餅をつけて食べます
  • うちも砂糖醤油。焼けたら海苔を巻いて、砂糖を溶かした醤油につけて食べます。小学校の餅つき大会で配られる餅がこのスタイルだった記憶
  • 私の家も醤油と砂糖派です。両親(東京出身と静岡出身)とも昔からこの食べ方です。

しかし中には、「砂糖醤油というものがあるのか」という反応の同僚もいたので、砂糖醤油派としては引き続き宣伝活動に勤しもうと決意しました。

また、「若い時は砂糖をつけてたけど、もう砂糖はいらなくなった。今は、小さく切って、焼くorレンチンして、そのまま食べる。大人の階段を登った」という同僚も。なんだかかっこいいです。

さてここからは、筆者が初めて知った「味」を紹介していきます。

 

初めての「味」、実食!

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これからご紹介するタレたちです。「餅はフライパンで焼ける」と同僚から教えてもらって知り、初めてフライパンで焼いてみました。

柚子胡椒、ポン酢

まずは筆者が、耳にした時に一番新鮮に感じた味です。

タレを作りながら「これは酸っぱくないのか?」と不安に思いましたが…結果、まったく気になりませんでした。

さっぱりした味が餅の甘みを引き立て、美味しいです!

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柚子胡椒とポン酢

上品な味なので、なんとなくですが、清らかな気分の元日に再び食そうと決めました。

 

マヨネーズ、醤油、七味

う、うまぁ…。これは、いけない扉を開けてしまった気がします。しょっぱいおやつとして食べるにも良さそうです。

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マヨネーズ、醤油、七味

ちなみに、同僚が教えてくれた食べ方は七味ですが、自宅になかったので一味で代用しました。

 

オリーブオイル、胡椒

同僚に聞いた時、「なんとお洒落な…」とときめいたレシピ。

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オリーブオイルと胡椒

これも、う、、うまい!オリーブオイルと黒胡椒の香りが立ち、香りを楽しむ食べ方です。味的には主張をしないので、餅の味にも集中できます。

このレシピを教えてくれたメンバーは子どもの頃、祖母の家で餅つきをした時に作るサツマイモ入りの餅が好きだったそうです。餅つきの思い出って温かいですよね。

 

醤油、チーズ、海苔

焼いた餅を醤油につけて、シートタイプのチーズと海苔で巻きます。

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醤油、チーズ、海苔

教えてくれたメンバーの実家では、七味をかけたり、柚子胡椒をつけたりして食べるそうです。「言語化すると塩分がすごいことに気づきました」と一言。

筆者は「餅にチーズって」とびっくりしたのですが、他の同僚も「夫の家が餅にとろけるチーズを乗せたりと自由に食べていて、私も開眼した」とのことで、餅+チーズ人口は私が思っていたよりいるようです。

こちらも、チーズの旨味と海苔の香ばしさが相まって、美味しくいただきました。 

 

スイーツにも。冷たいアイスとアツアツの餅

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スイーツにも

「バニラアイスにキャラメルをまぜて、アツアツのお餅の横に置いたことがあります」という報告も。みんな、餅への工夫が素晴らしいぞ。

少しアレンジして、バニラアイスと焼いた餅に、近所のスーパーで見つけた「コメダ珈琲店 パキッテ こしあん」をかけてみました。こしあんを片手でソースのようにかけられる商品でした。

熱い餅と溶けたアイスが絡み、美味。

さらに飽き足らず、レンジで温めた餅でチョコレートを包んでみました。まるでチョコ饅頭です。こちらもチョコが溶け…(割愛)。

 

丸餅派?角餅派?論争

さて、餅の話をしていたところ、「京都出身の母は、お雑煮は丸餅じゃなきゃダメだと言って、わざわざ山口から取り寄せている」という報告が。

すると、西日本出身者から一斉に声が上がりました。

  • うちも丸餅(九州)
  • 餅は丸だ(関西)
  • 私は丸餅。東京に来て、のし餅を初めてもらった時は戸惑った(中国)
  • のし餅の存在はいま初めて知った(関西)

(なお、のし餅とは餅を伸ばしてまな板状にしたもので、切って角餅にします。) 

一方で東京出身者からは「お餅は全部四角だと思ってました。ごく最近、丸い餅を初めて見た」「子供の頃は、親がのし餅を角餅に切ってました」という声が聞かれました。

さらに、「お雑煮は、すましにあんこ餅」(関西)、「丸餅と角餅は気分で買いわける」(関東)などの声も上がり、餅や雑煮についての議論は尽きません。

農林水産省の公式サイトによると、雑煮に使う餅の形は、「関ケ原より東の都道県は角餅、西の府県は丸餅が一般的」だそうです。

 

お雑煮の具材は「菜と餅のみ」 

岐阜出身のメンバーの実家では、お雑煮の具材は「もち菜(別名:正月菜、尾張の伝統野菜)と餅のみ」とのこと。

「かつおぶしでダシをとって、醬油を入れて、固いままの餅をドボンと入れて、もち菜とともに、とにかく煮込む。最後に鰹節を振って終わり。どろどろまで溶かして食べるのが好きです」

こちらのメンバーは、結婚相手の実家で初めて雑煮を食べた時、魚やイカが入っていて「たまげた」そうです。 

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餅料理

正月の雑煮とは別に、日常料理として、餅と野菜と鶏肉を煮て食べるという同僚は「一皿でこと足りるのでオススメ」とのこと。餅は保存がある程度できるので便利ですし、時短になりそうです。

 

残った餅の消費方法も話題に 

その他、残った餅の消費方法も話題になりました。同僚から出たのは下記の方法です。

  • 鍋の〆に使う、納豆をかける、ピザにする
  • 以前勤めていた職場で、余った餅を上司が餅ピザにして振る舞ってくれました。餅をスライスして広げたのにケチャップと溶けるチーズと具材を載せるだけで、めちゃめちゃ美味しかった
  • 正月食べ残した餅をサイコロより少し大きめに切って油で揚げて(かなり膨らむ)、熱いうちに塩と醬油をかけておかきにするのが定番です

餅について同僚と会話をしたら、思いがけず地域性や家族の歴史を感じる楽しい会話になりました。みなさんも身近な人と「餅の話」してみませんか?

あ…食べる時は喉につまらせないように、気をつけて食べてくださいね。みなさん、よいお正月を!