サッカー日本代表は12月6日、カタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦し、惜しくも敗れた。史上初のベスト8入りはならなかったものの、グループステージでスペイン、ドイツを破り、大会通じて全5ゴールを挙げた日本の戦いには世界から大きな注目が集まった。日本代表の歓喜の瞬間を一挙に振り返る。
■ドイツ戦(1次リーグ・グループE 日本2-1ドイツ)
日本は前半、チャンスを見出せないまま0-1で終了。迎えた後半30分。途中交代で入った堂安律選手が左足で魅せた。南野拓実選手のクロスを相手GKが弾いたこぼれ球を押し込んで、1-1の同点に。
2点目:浅野 拓磨
後半38分、板倉滉選手のロングパスに途中交代で入った浅野拓磨選手がタイミングよく反応し、抜け出す。右サイドのほとんど角度がない位置から、貴重な逆転ゴールを決めた。
■スペイン戦(1次リーグ・グループE 日本2-1スペイン)
日本は立ち上がりから主導権を握られ、前半を0-1で折り返す。迎えた後半、ハーフタイムで途中交代した堂安律選手が流れを変えた。敵陣深くでボールを奪うと、そのまま中央へカットイン。左足を振り抜き、強烈なゴールを突き刺した。
4点目:田中碧
1-1の同点で迎えた後半6分。途中交代の三笘薫選手がクロスボールをゴールラインぎりぎりの位置で折り返すと、これにMFの田中碧選手が反応。歴史的勝利を呼び込む、逆転ゴールを決めた。
■クロアチア戦(決勝トーナメント1回戦 日本1-1クロアチア PK:1-3)
5点目:前田大然
日本は前半から、権田修一選手を中心に集中した守備を見せ、徐々に攻撃の主導権を握る。前半終了間際、コーナーキックのチャンスから、短いパスを繋ぎ、堂安律選手が鋭いクロスボールを上げる。これを前田大然が押し込み、今大会初の先制ゴールを挙げた。