人気SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで、主人公・マーティ・マクフライを演じたマイケル・J・フォックスと、友人の科学者ドクを演じたクリストファー・ロイド。10月に2人が再会を果たし話題になっていたが、その続報が届いた。
11月、2人はそれぞれのSNSに、肩を寄せ合う2ショット写真を投稿。さらにその数日後、2人がデザインを手掛ける「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のグッズを公式ショップで販売することを発表した。
「ドクと僕は、ある“ヘビー”なことを企んでいる」
1985年にシリーズ第一作目が公開されてから37年。2人の友情は長く続き、今でも交流があることで知られている。10月にアメリカのポップカルチャーの祭典「コミコン」で再会した時には、撮影当時を振り返り、「最初のシーンから相性が良かった」(ロイド)などと語り合った。
その後11月に、ロイドがTwitterにフォックスとの2ショット写真を投稿。笑顔で肩を抱く写真に、74万をこえる「いいね」が寄せられた。
一方のフォックスもインスタグラムに、ロイドとの2ショット写真を投稿。劇中のセリフにちなみ、「ドクと僕は、ある“ヘビー”なことを企んでいるんだ。流出させちゃってもいいかな?」と、ロイドにメンションをとばして問いかけた。
ロイドはコメント欄で、「またその言葉が出てきましたね。“ヘビー”。なぜ未来はそんなに物が重いんだい? 地球の重力に問題があるのだろうか?」と答えている。
2人の会話は噛み合っていないように見えるが、どういうことなのか?
「heavy」は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で何度も登場するマーティのセリフ。1955年の過去の世界を体験する時に、マーティが「ヤバい」「ヘビーだ」といった意味で使うも、ドクは「重さ」に関する言葉だと受け止め、2人の会話が噛み合わないシーンがある。
そんな劇中を再現するようなやりとりに、ファンからは2人の企みに期待の声が寄せられていた。
2人がデザインを考案。収益の一部はパーキンソン病研究に寄付
その数日後明らかになったのが、2人が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の気に入ったシーンからグッズのデザインを考え、販売するというプロジェクト。モデルも2人が務めている。
通販サイト「backtothefuture.shop」では、映画のポスターに似たデザインのTシャツを始め、デロリアン、マーティが着ている赤いベストやキャップなど、劇中のシーンやアイテムから着想を得たグッズが販売されている。
なお、グッズの収益の一部は、フォックスが設立した、パーキンソン病研究における非営利基金「マイケル・J・フォックス財団」に寄付されるという。
フォックスは1991年、神経系の疾患で、体が動かしにくくなるなどの症状が出るパーキンソン病と診断された。その後自らの名前を冠した財団を立ち上げ、長年パーキンソン病の研究と治療を支援し、当事者としても闘病の経験を発信している。
2人の再会2ショット写真、そして収益の一部を寄付するグッズの販売に、「2人の仲は永遠だ」「支え合う関係が素敵」「こんな友人がほしい」と反響が広がっている。