「よくお客さんから『信玄餅の面白い食べ方を教えて欲しい』とお声がけされます」
山梨県北杜市の和菓子店「金精軒」(@kinseiken_jp)が10月15日、そう書き出したツイートを投稿し、大反響となっている。
金精軒は、山梨のお土産として好評を博す信玄餅を製造、販売する人気店の1つ。同店がつくる信玄餅は、砂糖、餅米粉、黒蜜、きな粉などシンプルな材料がベースで、片手におさまる小さなひも付きの紙パックの中に入っている。
そんな信玄餅の食べ方についての質問に、店としての答えやコメントを発表すると、約2万件のリツイートと約10万件の「いいね」が殺到した。
「正直でよろしい」「素直さ、好きすぎる」と絶賛されたその内容とはーー。
金精軒はまずはじめに「何か裏技でもあれば喜んで貰えるのですが、特に無いというのが現状で」と、信玄餅の「面白い食べ方」に心当たりがないことを明かした。
その上で、「自分たちもお客さんと同じように『黒蜜が絡みにくいし、きな粉が溢れるなぁ』と思いながら食べています」と本音をこぼした。
見栄を張らない正直な回答に対し、「まさかの公式も我々と同じ感情」「きな粉と黒蜜が絡み合う時代はやって来るのか、永遠のテーマ」と共感する声や、「『美味しければいい』って気持ちになるツイートですね」「この食べにくさに隠された旨さを味わいたいので、食べやすくなってほしくない」「きなこが溢れるのもまた良さだったりする」と同店の信玄餅の魅力を再確認したとみられる声などが上がった。
今回の金精軒の投稿にちなんで、自己流の食べ方を紹介する人も相次いだ。その一部を紹介する。
器に盛ったバニラアイスの上に、信玄餅ときなこと黒蜜を全てかける。
マグカップに信玄餅を全て入れて、黒蜜をかけて混ぜながら食べる。残ったきな粉と黒蜜に牛乳を入れてレンジで温め、黒糖きな粉ラテにする。
レンジで10秒温め、餅をトロトロにする。