「光る機器の使用はお控えください」「上映中は他の方のご迷惑にならないようお願いいたします」
全国に94の映画館を運営する「イオンシネマ」が、上映中にスマートフォンやスマートウォッチなどの使用を控えるよう呼びかける鑑賞マナーの啓蒙動画をYouTubeで公開した。10月7日より全国のイオンシネマでも上映が始まっている。
マナー違反行為を“実演”した投稿が話題に
イオンシネマは、9月に公式Twitterで「上映中のスマートフォンやスマートウォッチの明かりはこんなにも目立つんです」というコメントを添えて、マナー違反行為を“実演”した3枚の画像を投稿。「上映中はスマートフォンやスマートウォッチの操作はご遠慮ください」と呼びかけ、2万以上の「いいね」がつくなど、多くの賛同の声が寄せられていた。
今回の動画は、その時の反響の大きさを受けて新たに制作したもの。上映中の暗い劇場内でのスマートフォンやスマートウォッチの使用がどれほど明るく光るか、わかりやすく伝える内容になっている。
イオンシネマは9月にハフポスト日本版の取材に対し、昨今「鑑賞中にスマホ等が光って気になる」という意見が映画館に寄せられることが増えており、観客間でのトラブルや、劇場側に注意してほしいという要望が届くことも「少なからずある」と明かしていた。
イオンシネマは、映画館での映画鑑賞の「体験価値」の向上を目指しているといい、動画の発表にあわせて、「今後も来館いただくすべてのお客さまが快適に過ごせる鑑賞環境の提供に努めてまいります」とコメントしている。