総務省は9月20日、マイナポイント事業の第2弾の対象となるマイナンバーカードの申請期限を、9月末から12月末までに延長すると発表した。
マイナポイント事業は、マイナンバーカードを持つ人が申し込めば「マイナポイント」がもらえるもので、ポイントは自分で選んだキャッシュレス決済サービスで利用できる。
「第2弾」のポイント付与キャンペーンは、6月30日から申し込み受付が本格的に始まった。キャンペーンが始まった時点では、ポイント申請のために新たにマイナンバーカードを取得する期限は「9月末」とされていたが、「12月末まで」となる。マイナポイントの申請期限に変更はなく、「2023年2月末まで」だ。
「第2弾」では、マイナンバーカードを新たに取得した人のほか、マイナンバーカードを健康保険証として利用申し込みをした人、マイナンバーと公金受け取り用の預貯金口座をひもづけた人もキャンペーンの対象となる。
マイナンバーカードの交付数は?
総務省の担当者によると、9月15日時点でマイナンバーカードを交付したのは、6063万7532枚。人口の48.2%だという。
一方、同時点での申請件数は6684万7863件(53.1%)だといい、人口の半数を超えた。
寺田稔総務大臣はこの日の閣議後会見で、「今現在、写真付き証明書で一番普及しているのは運転免許証。約8100万枚強発行されておりますが、ぜひとも年内にこの数字を達成することができれば」と述べ、マイナポイント事業を活用してカードの取得を促したい考えを示した。
マイナンバーカードをめぐっては、政府は「2022年度末までにほぼ全国民に行き渡ることを目指す」という方針を掲げている。
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