エリザベス女王、ジェームズ・ボンドやパディントンとも「共演」。国民を喜ばせていた【動画】

2012年のロンドンオリンピック開会式では、映画「007」シリーズをもとにした動画にサプライズで出演。サービス精神旺盛な一面で、多くの人たちを喜ばせてきました
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イギリスのエリザベス女王が9月8日、死去した。96歳だった。70年以上にもわたって君主をつとめ、国民に深く慕われた。

時折お茶目な一面も見せ、過去には人気のキャラクターたちとの意外な「共演」もあり、国民を喜ばせていた。
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エリザベス女王(2022年6月)
Mark Cuthbert via Getty Images

記憶に新しいのは、6月に行われた在位70周年祝賀イベント「プラチナ・ジュビリー」で披露された、くまのパディントンとの共演。

くまのパディントンはイギリスの児童文学が原作で映像化もされている人気の作品。

祝賀コンサートの冒頭で、パディントンがバッキンガム宮殿で女王と談笑する動画が流れた。女王は会場には姿を見せなかったものの、このサプライズ動画が訪れた人たちを喜ばせた。

動画の中で、うっかりティーポットのお茶を飲み干してしまったパディントンに、優しく「気にしないで」と語りかけた女王。

そして帽子からマーマレードサンドイッチを取り出したパディントンを見て、自身もハンドバッグからサンドイッチを取り出し、笑顔を見せた。

実際のコンサート会場で流れたクイーンの「We Will Rock You」に呼応するように、女王はティーカップの音を鳴らしていた。

2012年のロンドンオリンピック開会式では、人気スパイ映画「007」シリーズをもとにした動画にサプライズで出演

俳優のダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドがバッキンガム宮殿に駆けつけ、女王をエスコートしてヘリコプターでスタジアムに向かうという内容。動画内には、女王が可愛がっているコーギーも登場した

実際に開会式が行われているスタジアムの上空にヘリコプターが現れて、動画内と同じ服装の女王が開会式に姿を見せるという演出で観客を驚かせた。

女王の死去を受けて、パディントンは8日、公式ツイッターで「女王様、すべてに感謝します」と追悼のメッセージを寄せた。また、ディズニーの公式ツイッターも「女王陛下、安らかに眠ってください」とつづった。 

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