阪神園芸の“神整備”に称賛「もはや日本の宝」。雨でぬかるんだ甲子園球場が約1時間で元通り。過去のビフォーアフターも凄かった

This is 阪神園芸、まさに神業。夏の甲子園は準々決勝。スタッフの尽力で無事に試合が始まった。
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雨で試合開始が遅れていた阪神甲子園球場(2022年8月18日)
阪神甲子園球場

阪神甲子園球場で開催されている第104回全国高校野球選手権大会の大会12日目の第1試合・愛工大名電と仙台育英の試合は、降雨の影響によるグラウンド整備のため、当初の予定よりも45分ほど遅れて午前8時45分過ぎに始まった。

 “神整備”などと親しまれている阪神園芸のスタッフの尽力と整備のノウハウに、ネット上では称賛の声が寄せられている。午前9時過ぎにはTwitterで「阪神園芸」が日本のトレンド入りした。

みんな大好き阪神園芸。試合開始までの経緯を紹介する。

 「もはや日本の宝では」。そのビフォーアフターがこれだ

 大会12日目は準々決勝の4試合が行われる予定だ。阪神甲子園球場の公式Twitterが午前8時28分に投稿したツイートには、阪神園芸のスタッフがグラウンド整備をしている様子がおさめられた写真が公開されている。

マウンド付近を含め、内野の土は雨でぬかるんでいて、スタッフが新たな土を使って整備する様子が映っていた。

日刊スポーツの報道によると、マウンド付近の土入れが始まったのは午前7時38分。47分にマウンド周りからブラシをかけ、52分に1塁付近に土を入れるなどし、午前8時に第1試合の開始時刻8時45分をめどに開始するとアナウンスされたという。8時15分には仙台育英がノックを開始したという。

選手がノックを開始するまで1時間かかっていない。これが“神整備”と謳われる理由だろうか。Twitterでは「もはや日本の宝では」「毎度の神整備」「阪神園芸さんありがとう」などと称賛の声が寄せられた。

その後、バーチャル高校野球の公式Twitterは午前8時50分、第1試合が始まる様子の動画を投稿した。動画におさめられたグラウンドを見ると、可能な限り整備が尽くされ、試合ができる状態になっていた。

This is 阪神園芸。過去の神整備がコレだ

阪神甲子園球場の整備を行う阪神園芸。第103回大会の神整備が話題となっていた。2021年のツイートでは、前日降雨ノーゲームだった翌日、2時間で試合開始まで漕ぎ着けた“ビフォーアフター”がわかる動画が公開されていた。

夏の甲子園。主役はもちろん高校球児たちだが、縁の下の力持ちがいて試合が成り立っている。裏方のスタッフに敬意を持ちながら観戦したい。