大谷翔平選手は「有言実行の男だ」MLB公式が称賛。まさかの“ハプニング”も、約束を果たす姿はやはりスターだった

【MLBオールスター】2年連続出場の大谷翔平選手。出番は多くなかったものの、しっかりとSHOTIMEを見せてくれました。
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MLBオールスターゲーム2022での大谷翔平選手
Ronald Martinez via Getty Images

MLBオールスターゲーム2022が日本時間の7月20日午前、アメリカ・ロサンゼルスのドジャースタジアムで始まった。

2年連続でファン投票で選出されたエンゼルスの大谷翔平選手は「1番・DH」で先発出場。1回からさっそく見せ場を作った。

オールスター初ヒットは名投手・カーショーから

アメリカン・リーグのトップバッターとして出場した大谷翔平選手。相手ナショナル・リーグの先発はドジャースの左腕エース・カーショー投手だった。

カーショー投手は日本時間16日のエンゼルス戦で7回まで1人のランナーも出さない完全投球を見せ、大谷選手もノーヒットに抑えていた。

早速、“夢の球宴”でめぐってきた再戦の機会。決着は早かった。

大谷選手はカーショー投手が投じた初球を捉えると、セカンドの頭を超えてセンター前に落ちるヒットを放った。

その後のインタビューでは「ホームランか空振りがよかったですけど、渋いヒットでした」と振り返ったが、記念すべきMLBオールスター初ヒットとなった。

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MLBオールスター初ヒットはカーショー投手からだった
Kevork Djansezian via Getty Images

大谷選手は試合直前、FOX Sportsの公開インタビューで注目ポイントを問われると「First pitch、First swing、That’s it!(初球!ファーストスイング!それだけです!)」と話していたが、有言実行となった。

MLBの公式Twitterも「Shohei is a man of his word.(翔平は有言実行の男だ)」とツイートしていた。

でもその後はまさかの「牽制タッチアウト」

ヒットで、1塁走者として出塁した大谷選手。しかし、続くヤンキースのジャッジ選手の打席でカーショー投手が1塁を牽制。すると大谷選手は戻ることができず、牽制タッチアウトとなった。これには大谷選手も苦笑いだった。

注目されたのは、アウトになった場面の大谷選手の「手」。1塁ベースに頭から戻った大谷選手は、ランニンググローブ(走塁手袋)をしていなかったのだ。

これに対し、NHKの試合中継でゲストを務めたかつての恩師・北海道日本ハム前監督の栗山英樹さんは「忘れちゃったんだと思います」と解説。大谷選手の性格が表れていると、かつての“教え子”について言及していた。

SNSでは「もしかしてグローブ忘れちゃってた?」「アウトになった時の表情、かわいい」「オールスターで怪我しないで」などと様々な声も聞かれた。

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牽制タッチアウト直後の大谷翔平選手
Sean M. Haffey via Getty Images

大谷選手の2打席目は四球で出塁したが、その後代打が送られて出番が終わった。年に一度のお祭りが終われば、すぐにレギュラーシーズンの戦いが再開される。

大谷選手は後半戦の初戦、日本時間23日のブレーブス戦に登板する予定だという。この試合で、1918年にベーブ・ルースが記録して以来104年ぶりとなる「シーズン2桁勝利&2桁本塁打」の記録に挑む。