「自分のことを認められず、他人と比べては嫉妬してしまう」
自分のことを上手く肯定することがなかなか難しいという、こんな悩み─。もしかしたら、同じ思いを感じたことがあるという人もいるかもしれない。
しばしば、「自己肯定感が低い」などと表現されることもある悩みだ。
音楽ストリーミングサービス「Spotify」で7月12日に配信された『叶姉妹のファビュラスワールド』の第47.5回では、2人の回答がリスナーの背中を優しく押した。
恭子さん「もっと自由でいい」その真意は?
今回悩みを寄せたのは、ある企業で企画職として働く30歳の会社員。普段は同じ企画職の社員とチームで働くことが多いという。
「自分のことを認められない」という悩みを伝えた上で、「週の後半など疲れを感じた時に(他の)誰かと自分を比較して嫉妬することもあり、 そんな自分に困っています。また 、褒められても『他の誰かのおかげだった』と言葉通りに受け取ることができない」という苦しい胸の内も明かした。
「仕事を頑張ったと思っても 、 誰からも評価されないと『これはどうでもよいことだったのかな』と思って自信を無くしてしまう」とした。
リスナーは「どうしたら人と自分を比較せず生きていけるのか」と叶姉妹の2人にアドバイスを求めた。姉の恭子さんがまず口を開く。
「(抱いている悩みのような)そういうモヤモヤがあるのであれば、今回(の私の仕事)は良かった、もしくは良くなかったという(評価)を自分から誰かに聞きに行かないんですか?」と疑問を投げかけた。
これに対し、リスナーは「なかなか言える(伝えられる)人が居ない。 (私への)評価の時間がもったいないというか、申し訳ないなと思ってしまって、自分で解決しなきゃって思ってしまいます」と回答。
恭子さんは「本当に知りたいことって、人間は情熱を持って行動するので、申し訳ないからとか 、そういう風に思っていること以上に情熱があれば(自分から)聞いた方がいい」と自身の考えを述べた。
その上で、「チームの人達は(例えば何らかの)優劣があるかどうかも分からないわけですから、もっと自由でいいと思います」と肩の力を抜いて過ごすようにとアドバイスした。
最後は、「マイペースにご自身のこと(にできること)をしっかりやって、自由に気持ちを開放してやっていく方が、むしろ成果が上がると私は思います」と結んだ。
美香さん「人と比較したとしても...」
一方、美香さんもこのリスナーの悩みに優しく寄り添った。
「人と比べてしまう」という悩みに対しては、「どなたかと比較するとしても、その方と自分は絶対にイコールではないと思います」と背中を押した。
その上で、「ご自身が見ているものすべてが正しいもの(や評価)でもないと思いますし、姉(恭子さん)も言うように、 自由の中に責任と覚悟を持って。人様に迷惑をかけないというのが大前提ですが 、そういった気持ちで自由な心でいらっしゃれば、もう少し楽になれるのではないかなと思う」とした。
同番組はリスナーからの悩み相談に叶姉妹の2人が答える形式で進む。悩みに寄り添いながら飛び出す言葉は度々話題となり、反響が寄せられている。