自民・佐藤啓氏が当選確実と報道。安倍元首相が最後に応援演説、奈良選挙区の候補【参院選2022】

銃撃され亡くなった安倍晋三元首相が最後に応援演説をしていた、参院奈良選挙区。自民党現職の当選が確実になったと報じられている。
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佐藤啓氏
時事通信社

参議院議員選挙の奈良選挙区では、自民党の現職・佐藤啓氏の当選が確実になったと、NHKなどが報じた。

佐藤氏は43歳。東京大学経済学部卒業後、総務省(旧自治省)に入省。安倍政権下の2014年には木村太郎首相補佐官(当時)の秘書官を務め、地方創生などに携わった。2016年の参院選奈良選挙区に自民党から立候補し、初当選した。

今回の参院選では、終盤を迎えていた7月8日、奈良市で佐藤氏の応援演説をしていた安倍晋三元首相が銃撃され、その後死亡する事件が発生。佐藤氏は直後の選挙活動を中止し、「民主主義を否定し、主義主張や考えの違いを暴力で解決しようとするいかなるテロ行為も断じて許さず、決して屈しない」などと訴えていた。

選挙戦最終日だった7月9日は、「安倍元総理のご冥福を心からお祈り申し上げ、街頭宣伝活動はせず、支援者の方々へ私の想いをお伝えする活動を致します」とTwitterで表明。街頭での活動を行わず、支援者を個別に回る活動を優先していた。