7月7日は七夕。2022年は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」と重なり、縁起が良いとされる日です。どんな日なのか調べてみました。
■七夕とは
七夕は五節句の1つで、短冊に願い事を書いて笹竹に吊るす行事で知られています。織姫と彦星が年に一度だけ、7月7日に会うことができるという伝説もあります。
「季節を愉しむ366日」(朝日新聞出版)は、七夕について以下のように解説しています。
織姫と彦星が年に一度、7月7日にだけ会うことを許されたという七夕伝説。織姫はこと座のベガ(織女星)、彦星はわし座のアルタイル(牽牛星)で、いずれも夏の夜空に天の川をはさむようにして輝く星です。
この七夕伝説と、織姫にあやかり手芸上達を祈る「乞巧奠(きっこうでん)」が中国から伝わり、水辺で神御衣(かむみそ)を織って神様を迎える日本古来の「棚機津女(たなばたつめ)」伝説などと結びついて、いまの形に。笹竹に短冊を吊るして技芸の上達や無病息災を祈る、七夕行事として定着しています。
皆さんは今年、どんな願い事をしますか?
■一粒万倍日とは
一粒万倍日は「暦を知る事典」(東京堂出版)で以下のように説明されています。
一般には、文字通り一粒の籾(もみ)が一万倍になってかえってくるという意味で、仕事始め・開店・種蒔き・金貸しなどによい日であるが、借金や借り物など増えては困るものは当然ながら凶である。
Oggi.jpによると、一粒万倍日は年間で約60日あるといいます。今年7月の一粒万倍日は3、4、7、16、19、28、31日の計7日です。