「私は選挙に行く」セカオワSaoriさん、1票を投じる決意のメッセージに反響【参院選2022】

「何で女性の大変さを分かってくれないの?と泣きたくなることが起きる」。Saoriさんは率直な思いを明かし、「声を上げないと何も変わらない」と投票への決意を投稿しています。
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SEKAI NO OWARIのSaoriさん(2019年撮影)
時事通信社

6月22日に公示された参院選は、26日に初めての日曜日を迎えた。

4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のSaoriさんがこの日、1票を投じる思いを自身のTwitterにつづり、反響が寄せられている。

Saoriさんは投稿で、「何で女性の大変さを分かってくれないの?と泣きたくなることが起きる」と率直な思いを明かした上で、「でも、私だって障害者の方の大変さを知らなかった。私たちは皆、知らず知らずのうちに、誰かを傷つけてしまっている」とつづった。

「靴の下で蟻が死んでも気付かれない」と続け、「声を上げないと何も変わらない。私は選挙に行く」と投票への決意を記した。

この投稿には1万5千件を超える「いいね」が寄せられ、多くのコメントが集まった。Saoriさんはコメントにも返信を寄せ、「一緒に選挙にいこっ!」などと呼びかけていた。

Saoriさんが呼びかけたこと

Saoriさんは、寄せられたコメントに丁寧に返信し、投票の大切さを伝えていた。

私も今年から選挙権あるので行きたいと思います」とのコメントに対しては、「最初は投票システムは難しく感じるけど、『あ、これは嫌だな』とか、『こうして欲しいな』と思う気持ちを導いてくれそうな政党を見つけてみてね。一緒に選挙にいこっ!」と返信。

「以前までは『どうせ私の1票じゃ何も変わらない』と思っていました」と明かし、Saoriさんの発信をきっかけに選挙に関心が持てるようになったというコメントに対しては、「こちらこそです。今回もまた、『うーん、誰に任せたらいいんや!?』と悩みながら、お互い一票投じましょう!」と返答していた。

子ども時代の性被害を明かし、不十分な性教育について指摘も

Saoriさんは2022年3月、自身のInstagramで、子ども時代に受けた性被害を明かしている

性被害の実態を明かした上で、Saoriさんは日本の性教育が「遅れている」と指摘。ジェンダーギャップが解消されていない現状にも触れ、「システムから変えていく必要がある」などと考えをつづっていた。